中国の四大刺繍にも数えられる四川省の刺繍ですが、ひょんなことから台湾へ大口の出荷をすることになったようです。
四川羌寨十万条羌绣茶席销台湾 受消费者的喜欢
日前,四川绵阳市平武县牛飞村的走马羌寨羌绣非遗传承人沈艳燕收到一个台湾客户寄来的快递,是台湾客商发来的羌绣茶席样品,并订购走马羌寨10万条羌绣茶席。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1122/article_175724.html
先日、四川省綿陽市平武県牛飛村の走馬羌寨に住む、羌刺繍(訳注:羌族-チャン族の刺繍)伝承人・沈艶燕は、台湾のお客さんからの速達を受け取りました。それは台湾の業者からの羌刺繍の茶席用サンプルと10万枚の羌刺繍茶席の購入注文でした。
沈艶燕さんは、この取引の来歴を話してくれました。今年の夏、彼女はある台湾の友人の家に遊びに行きました。工夫茶を飲んでいる時に、彼女は台湾の友人の茶托に一枚の綿布が掛かっているのを見て、”ちょっと羌刺繍が入っていたら、もっと味わい深いと思うわ”と言いました。彼女の口から思わず出たこの言葉を友人は覚えていました。1ヶ月後、台湾の友人から電話があり、ある台湾の業者が10万枚の羌刺繍の茶席布を注文したいというものでした。彼女は思いがけないことに大変喜んで、すぐに1枚の濃いえび色の綿布を使った茶席用の布をデザインしました。両端には羌刺繍による花の模様が縫い込まれており、スッキリとしていて雅やかさがあり、趣を失わない羌刺繍の茶席になり、台湾の友人へ送りました。このような1,2回にやり取りで、彼女の羌刺繍は台湾の茶席に上ることになったのです。
彼女は、”花の刺繍を入れる面積はさほど大きくないけれど付加価値は大きくて、綿布や木綿の糸は農家の女性たちが農閑期に刺繍をするのにはちょうど良いのです。今後私たちは台湾の業者との協力を深めて、より多くの羌刺繍製品を台湾の家庭に広げて行きたいです”と話しています。
聞くところによると、平武県牛飛村の走馬羌寨羌刺繍文化旅行総合開発プロジェクトは、2014年度藏羌彝文化産業回廊の国家重点プロジェクトになっており、開幕間もない第7回中国西部文化産業博覧会では、沈艶燕さんは羌刺繍の茶席を持って参加し、消費者に大変好評を博しました。
かなりの量が出荷されるようなので、これは台湾の茶席シーンでちょっとした流行になるかもしれませんね。