茶摘みシーズン真っ盛りの中国ですが、摘み手不足の問題はますます深刻になってきているようです。
湖南长沙县春茶抽芽井喷 部分茶厂出现“用工荒”
伴随着天气转暖,春茶萌芽速度增快,当前长沙县春茶进入了采摘期。昨日,记者实地探访县内几家大型茶厂发现,部分茶厂遇到了采茶工紧缺问题,致名优茶产量有所下降。但是今年春茶生长态势比较乐观,预计亩平均增产20%左右。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201504/00000608.html
気候が暖かくなるに従い、春茶の萌芽速度もスピードを増してきていて、長沙県も茶摘みの時期に入りました。昨日、県内の何軒かの大型茶工場を取材してみると、一部の茶工場では、茶摘み人不足の問題に直面しており、名優茶の産量が落ちたところもあります。しかし、今年の春茶の成長見通しは比較的楽観的なもので、1畝当たり平均20%前後の増産になる見込みです。
<春茶は次々に芽吹き、茶摘み人不足は拡大>
昨日の午前中、春華鎮にある怡清源長春茶廠へ取材に行ってみると、3000畝あまりの茶園には活力に溢れており、新芽が太陽の光の下で照らされて、清らかな香りを放っていました。しかし、目をやってみると、そこには数名の茶摘み人の姿しか見えませんでした。
「毎日、200人前後しか茶摘みを出来ていなくて、実際の需要の半分にも届きません」と長春茶廠の責任者・周氏は言います。ここ数日の天候は晴天で、春茶は次々に芽吹いていて、今はすぐに摘む必要があるのです。「3000畝あまりの茶園には少なくとも500人が必要です。しかし、人手が少ないので、春茶を適した時期に摘むことが出来ないのです」と周氏は言います。
何故茶摘み人を集められないのかについて、周氏はこのように分析します。まず茶園が集中していること、主に1つの村に集中してしまっているので、村全部の茶摘み人が来ても間に合わないのです。次に、春茶の茶摘みと春の耕作シーズンが同時に進んでいるので、多くの茶摘み人が耕作の準備にも追われており、人手の一部が取られているのです。
<茶摘みの日給は300元に達することも>
金井鎮の金井和湘豊茶園では、また別の光景を見ました。
「人手は基本的に足りています。しかし、コストは昨年よりもかなり高くなりました」と金井茶園の責任者は言います。「ピーク時には毎日1~2千人が茶摘みをしていて、工賃を斤あたりで計算すると、1斤20元からで、工員は一日に200元前後の収入があり、手足の器用な人は300元あまりになります」
何故この茶園は”人手不足”の問題にあわないのでしょうか?この責任者によると、「賃金が高いことを除くと、金井鎮は茶の村に属していて、長く茶摘みの歴史があるので、茶摘み人の数が比較的多く、さらに茶園が広い範囲に分布しているので、多くの村に跨がっていて、それぞれの村の茶農家がやってくるので、あまり問題にはならないのです」
<春茶の1畝あたりの平均は20%増産>
長沙県農業局の責任者によると、今年の県内全域の春茶の生育状況は良好で、主要産地への調査によると、1畝当たりの平均で20%の増産になると見込まれています。
この増産の原因について、この責任者は次のように話します。「1つには昨年冬の茶園の栽培管理において、基礎肥料の施肥が十分であったことです。2つめには春節前後の降水量が十分だったこと。3つめには、温度の様子で、春になってから20度以内を維持しており、発芽が比較的整ったこと。4つめには、茶摘みをした葉の品質が良く、加工も順調に進むので、茶の含有物が豊富で産量も高いことです」
「春茶の後半の生産状況は天候の状況と密接な相関があり、天候が曇りや雨を挟んでいた方が名優茶の茶摘みには適しています。気温が急に上がってしまうと、芽の萌芽が加速してしまい、こうなると茶摘みの期間が集中しがちになり、人手不足をもたらすかもしれません」とこの責任者は言います。3月27日迄に、県内全域では合計で22.65万トンの茶が生産され、産出金額は2944.5万元だそうです。
人口に比べて茶畑が密集しているところでは、茶摘み人不足の大きな影響が出ているようです。また、茶摘み人が確保できているところでも、工賃の上昇は顕著で、生産コストに大きな影響を及ぼしそうです。