中国とロシアの間では昔から茶貿易が行われていました。
昔から「中国のお茶は高い」という評価だったようで、代用品としてイワン茶というお茶がロシアでは出回っており、プーアル茶の代わりになっていたそうです。
中国茶叶昂贵 19世纪俄国用伊万茶“山寨”普洱
10日下午,“重走中俄万里茶道”代表团参观了伊尔库茨克地方志博物馆。采访中记者得知,因早年中国茶叶价格昂贵,俄国人盛行一种名为“伊万茶”的植物作为茶叶代用。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0920/article_174098.html
10日午後、”中ロ万里茶道を行く”代表団は、イルクーツク地方史博物館を見学しました。取材中に分かったことは、昔から中国の茶葉の値段は高くて、ロシア人たちは”イワン茶”という植物から作ったお茶を茶の代用としていたようです。
地方史博物館の茶葉分館で、私は現地の名前が”イワン茶”という地元の植物を見つけました。”イワン茶”は乾した花茶のようで、伝統的な中国茶とは全く違います。ロシア流の淹れ方をしたあとに飲んでみたところ、その味はかすかに甘く、口当たりは中国の涼茶のようであり、ロシア人が中国の磚茶の中に砂糖とレモンを加えたときの味にやや似ていました。
地元の茶文化団体のメンバーのアレクセイ氏の話によると、”イワン茶”の葉には多くのビタミンCが含まれており、ロシア人は普段はサラダの材料に使うそうです。その根には風邪を治す効果もあり、ロシア人が日常生活の中でよく使う野生植物だそうです。
資料を見ていると、”イワン茶”は西シベリア地区で生育する小さな花で、色は鮮やかで美しいです。西シベリアでそれらが育つ場所は火災が発生したようであり、土壌が肥沃であれば、どこでも“イワン茶”の花が咲きます。
”イワン茶”の飲用の広がりは、アレクセイ氏によると、昔、茶はロシアでも価格が高く、上流社会でのみ流行していました。一般の民衆はお茶を飲もうとすれば、このような植物を集めて、プーアル茶の製造技法の真似て飲み物とし、その爽やかでさっぱりとする特徴から、ロシアでも流行したのではないか、と言います。
イルクーツク大学歴史学部の教授、ワジーム・ペトロヴィッチ氏はこのような言い方をします。「密輸のお茶が出てくる前は、一般の民衆は中国茶を飲むことができませんでした」。彼によれば、19世紀半ば、茶は既にロシア人の生活必需品になっていました。中国茶を買えないロシア人たちは、イワン茶を代用品としたのです。
イワン茶の元になっている植物は、日本語名ではヤナギランと言い、シベリアやサハリンなどの草原に咲く、鮮やかな色の花が咲く植物だそうです。