福建省武夷山市では、地元の茶業団体などが標準茶具を指定しており、その使用を呼びかける提案書が出されました。
市内全ての政府機関、茶葉会社、茶人の皆様へ:
武夷山は世界の烏龍茶と紅茶の発祥の地であり、万里茶道の起点であり、中国で初めての”茶文化芸術の郷”であり、2022年、武夷岩茶(大紅袍)製造技術は無形文化遺産代表リストに登録されました。
2021年3月22日、習近平総書記は燕子窠生態茶園で初めて”茶文化、茶産業、茶の科学技術を統合するという構想”を初めて提案しました。
近年、武夷山市委員会、武夷山市政府はこの方針に則り、”三茶”の統合的な発展を加速するために、地方標準『武夷岩茶の淹れ方と鑑定方法』と団体標準『武夷岩茶の淹れ方と鑑定技術』を相次いで制定し、茶産業の標準化、規範化した発展を促す上で重要な意義を持っています。
俗に”美食は美器に”と言われるように、お茶を飲むときもまた”色、香り、味、形、器”に重きを置きます。
器は茶の父であり、水は茶の母です。
武夷茶文化をより一層伝承させ、高揚させ、武夷山茶産業の高品質な発展を協力して行っていくために、武夷岩茶標準茶器具の普及と使用を提案します。これによって、武夷茶の文化の魅力をはっきりさせ、武夷茶文化の宣伝普及がより良くでき、より多くの人に茶を知ってもらい、茶を分かってもらい、武夷茶を愛してもらうことができると考えます。
以上、ここに提案します!
武夷山市”三茶”統籌作業チーム事務局
2024年3月21日
標準は以下の通りです。
標準は、武夷山市茶業同業公会が2022年に制定した団体標準です。
いわゆる標準的な鑑定蓋碗なのですが、器を統一することで、品質などをより分かりやすく普及したいということのようです。