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雲南省臨滄市鳳慶県、春茶の茶摘み始まる

雲南紅茶(滇紅)の産地として著名な臨滄市鳳慶県でも茶摘みが始まったようです。

 

春風は暖かく、茶園には香りが漂います。
気温が暖かくなるにつれ、鳳慶県の各地では続々と春茶の茶摘みシーズンに入っており、茶農家は茶園の中に入り、”新鮮な”最初の春茶をタイムリーに摘み取っています。

「私たち茶農家は、主にこの時期の春茶については、一芽一葉あるいは単芽を摘みます。今年の春茶の価格は比較的良く、単芽の価格は1kgあたり70元、一芽一葉は1kgあたり25元です。我が家の茶園は大体20畝前後あり、お茶での収入は3,4万元になります」
勐佑鎮魚塘村では、冬の間に休眠していた茶葉が既に目を覚まし、続々と緑の芽を吹いていて、茶山全体が生気を帯びている風景が広がります。
茶農家の羅福蘭さんと村民たちは一緒に竹かごを持ちながら茶園の中に入り、両手を使って熟練した手つきで青々とした柔らかい芽を捻るように摘み、すぐに清らかな香りのする茶葉を一枚一枚、かごの中に入れていきます。顔の表情には収穫の喜びが溢れ出ていました。

春茶は金の如しとよく言われるように、茶農家たちが売っているのは”新鮮さ”です。
新林村の有機生態茶園では、ただ時期を逸することを怖れて、茶農家たちは今年の春茶の”初収穫”に追われていました。
この時期、鳳慶県の各地の茶工場は続々と取引を始め、毎日茶農家たちは近くの茶葉工場にお茶を売りに行きます。
「この茶工場は私たちの村にあり、私たちは毎年彼らに売りに行きます。すると価格も比較的安定するし、お金も得やすいです」と茶農家の彭映芳山は嬉しそうに言います。

上土茶業は勐佑鎮にある地元茶企業の1社で、春茶の取引を始めると、茶工場は全面的に生産シーズンに入ります。
スタッフたちは生産ラインを慌ただしく行ったり来たりしながら、重さを量り、価格を決め、等級に分け、殺青などの一連の工程を整然と行っています。
春茶シーズンに摘まれ製造された茶葉の品質は良く、茶葉工場はフル稼働しています。

上土茶業の販売責任者である楊春慧さんによると、「私たちの工場は今年3月12日に秤を開き、現在一日に大体、7,8百kgの生葉を買い付けます。ピークのシーズンになると、一日に15,6トンの生葉を買い付けます。私たちは主に紅茶、緑茶、それから白茶を生産していて、紅茶は主に茶葉の卸売業者に供給しますが、さらに新式茶のベース茶としてあるブランドに供給しています」とのことです。

鳳慶県は”世界滇紅の郷”で、茶葉は支柱産業の一つです。
現在、鳳慶県の茶葉栽培面積は51.6万畝、生産量は4.2万トンを見込んでいます。
近年、鳳慶県は茶産業の発展を高度に重視し、生態ブランドを打ち出し、さらに茶葉の品質と標準化した生産管理を強化し、政策によるサポートと技術支援を持続的に行うことで、茶葉の品質を高めることに努力し、茶の付加価値をどんどん高めているので、茶産業の成長の勢いは増しています。

 

産地の買い付けの様子などが紹介されていました。
いわゆる農園タイプのお茶ですが、初摘みの生葉の値段がこのくらいですから、1斤の製品茶のコストが大体どのくらいか見えてくると思います。

 

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