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ネスレのアイスティー、中国市場から撤退

世界各地でNestleブランドを展開する多国籍企業ネスレ。
中国市場でもペットボトルなどに入ったアイスティー飲料を販売していましたが、中国市場からの撤退を急に決めたようです。

雀巢冰爽茶停产退市 让中国消费者感到突然

前不久,雀巢冰爽茶被雀巢官方证实已经正式退市的消息,这让中国消费者感到有点突然。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0606/article_170761.html

少し前に、ネッスルのアイスティーは、ネスレの公式サイトにおいて正式に市場から撤退の情報が流れましたが、これは中国の消費者にとっては突然のような印象を与えています。

天候が暑くなってきて、飲料消費が急激に伸びています。しかし、多くの消費者は棚の上からネッスルのアイスティー製品が見つからないことに気づいていました。これは中国の消費者とともに13年近くもともにあった製品で、コカコーラとネスレの共同開発による西洋式のアイスティーとして2002年にデビューしました。

「私は今回のことはネッスルアイスティーのポジショニング上の失敗だと思っています。ネッスルアイスティーが市場に出てからは、康師傳、統一などを茶飲料市場で追いかけるだけになってしまい、製品が深刻に同質化してしまっていました。これはネスレとコカコーラが茶飲料市場で、一向に成功しない原因だと思っています」とある業界のアナリストは分析しています。

注意深い消費者の方は、ネッスルアイスティーのあとに、ネスレとコカコーラは”茶研工坊”、”健康工坊”、”原葉”など7つの異なる茶飲料ブランドを出したことを覚えているかもしれません。しかしどれも、価値が定まらず、ポジショニングも不適当で、ごとごとく失敗してきました。

ネッスルアイスティーの生産停止後、ネット上ではまだいくつかの貿易会社がネッスルアイスティーの粉飲料を発売しています。調べてみると、ネッスルアイスティー飲料は生産を停止したものの、粉飲料はまだ生産を停止していません。

 

世界的な大手企業でも攻略しきれないのが中国の茶飲料市場です。
非常に大きなマーケットではあるのですが、地元メーカーの攻勢もありますが、消費者心理の中には、「茶は中国」というプライドがあるのかもしれません。

 

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