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老班章プーアル茶、ブランド化に乗り出す

中国国内でも古茶樹に対する注目が集まっています。
中でも人気が高まっている老班章では、ブランド化に向けた動きを進めているのだそうです。

 

老班章普洱茶建设茶叶基地塑品牌

云南省茶科所专家进行茶叶杀青、揉捻加工操作示范,勐海县南糯山村委会半坡老寨的28位茶农围在专家身边,一边观看一边询问。这是勐海陈升茶业有限公司、省农科院茶科所联合举办的半坡老寨“古树保护采摘及初制加工培训”的一个场景。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0328/article_154785.html

 

雲南省茶葉科学研究所の専門家たちは、茶葉の殺青や揉捻加工などのやり方を教える活動を進めており、勐海県南糯山の茶農家28名のそばにつき、手とり足とり指導を行ったとのこと。
勐海の茶葉会社と省の研究所が合同で行った、「古茶樹を保護する茶摘みと初期加工講座」だったそうです。

勐海県の工業団地にあるこの茶葉会社は、40年あまり深圳で茶葉店を経営する著名な茶人によって設立され、2006年から3000万元あまりの資金を投じてプーアル茶の精製工場を作るとともに、2万平米あまりの面積に建物や倉庫、事務所、宿舎などの施設を設けており、 年間1500トンの生産能力を持つように設計されています。
この工場では、”陳升老班章”と”陳升号”ブランドで、プーアル生・熟茶を開発生産し、国内外の市場で販売を積極的に行っています。

布朗山の老班章、ハニ族の山には4490畝あまりの樹齢100年以上の喬木の古茶樹があります。
加工品質を高めるとともに限りある古樹茶の資源を保護するため、この工場と老班章村のチームは、2008年2月に提携を行い、127戸ある村民の3分の2が参加しています。
「会社+茶園+農家」で、利益とリスクを分け合うビジネスモデルを採用しており、老班章の茶園建設と老班章プーアル茶ブランドの確立を目指しています。

会社では、500万元を投資して、まず老班章村に茶葉の初期化工場を作り、これをクリーン化し、標準的な生産ができるようにしました。
村の党支部は老班章古茶園の保護を村民規約に組み入れ、老班章の茶葉が粗雑に扱われることのないようにしました。
会社は省の茶葉研究所や県の茶葉技術拡大センターの専門家を村に招いて、茶農家に技術訓練や古茶園の環境保護の活動を実施し、老班章の晒青原料茶の加工レベルと品質を、新たな局面にまで引き上げ、州の模範的な初期加工工場に名前を挙げられるほどになりました。
会社は100万元を寄付して、老班章村と外部の山をつなぐ道を修繕し、村民の外出や生産条件の改善も行いました。

この会社は、省の茶葉研究所、 西双版納熱帯植物園、西双版納老班章茶研究会などから、積極的に支持されており、老班章茶研究会と勐海茶業技術サービスセンターが実施する「老班章古茶園保護と生態環境建設」などのプロジェクトの研究も行っています。

優質な老班章古樹茶の茶園を守るため、会社は万全の検査体制を整え、原料を厳しくチェックするとともに、標準化、クリーン化、専門化した生産を厳しく実行し、高級プーアル茶を作り出しています。
生産したプーアル茶は北京や広東、昆明などの都市茶業博覧会で受賞しています。

企業と村の提携による老班章の茶園建設は、ブランドの価値を増し、茶農家の収入も増え、茶園も保護できるという「三方良し」を実現してます。
老班章古樹茶の晒青春茶は2008年の1㎏平均価格600元から、今年の2500元にまで飛躍しました。
茶農家の収入も急激に増えており、530名いる村民の老班章ハニ族の昨年の1人当たり純収入は1.6万元に達しており、良い生活ができるようになっています。
今年、会社と南糯山の栽培型茶樹王の村は提携し、標準的な茶葉の初期加工場を作り、古茶樹の晒青原料茶の統一加工を行うとともに、南糯山古茶樹のブランドを共同で作って行くことにしています。

 

やや、この会社のステマっぽい記事ではありますが、老班章のお茶が急激に値上がりした理由は、この会社の存在があったからのようです。
かなりの大きな金額を投資して、道路まで整備してしまうということで、向こうの茶業がある種のビッグビジネスになっていることがよくわかります。
南糯山にも手を広げるようなので、ちょっと動きに注目したいところです。

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