以前にもご紹介したことのある芽包茶。 「芽包茶が福州でも話題に」
プーアル茶専門店で販売されていることが多いことから、プーアル茶の芽の部分であるかのように思われていることがあるようです。
しかし、実際には茶の仲間ではなく藤の仲間であると指摘している記事をご紹介します。
新面孔芽苞茶和普洱无关 属藤类茶种
近日,不少销售普洱茶的店铺里,出现了一种外形类似微型竹笋的茶叶,有的茶商甚至将其当成揽客噱头。然而,就连不少资深茶客也弄不清这一新面孔的身世,纷纷咨询,这是茶吗?
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0606/article_170767.html
最近、多くのプーアル茶販売店では、外観が小さなタケノコに似た茶葉がよく見かけられます。中には、このお茶を客を呼び込むための商品にしようとしているところもあります。
しかし、かなりベテランの茶飲み客でも、この新しい商品の素性がよく分からず、「これはお茶ですか?」という質問がよく聞かれます。
調べてみると、この茶葉は名前を”芽苞茶”といい、中には”報春芽”などと呼ぶ人もいます。このお茶の芽の出方は他のお茶とは違い、少し曲がった新芽が出ているのではなく、1つの白い芽の包みになっていて、小さな葉は芽の包みの中にあり、茶の表面は産毛がびっしりと生えています。
中にはこれをプーアル茶の芽の包みだと認識している人もいますが、実際は芽苞茶は原始的な森林の中で多く見られる藤の仲間のお茶で、業界の人々はプーアル茶の種類の中には含めていません。なぜなら、これには後発酵という特徴も無く、そのため、新しい概念のお茶と見做されています。
芽苞茶を入れると、かすかな花蜜香があり、水色は淡い黄色で澄んでいて明るさがあり、葉が出ていない芽苞茶は口に含むと清らかで甘いです。一方、葉が出たものは少し淡い陳皮を入れたような味わいに近く、煎が効き、10煎ぐらいは淹れられます。
この種のお茶の味わいは清らかで淡く、お茶の性質としては涼なので、夏に飲むのに向いています。
芽苞茶(芽包茶)はプーアル茶専門店で販売されていることも多く、中にはプーアル茶の芽だと説明をされているケースもあるようです。
しかし、実際は植物としてのカメリアシネンシスあるいは近縁種であるカメリアタリエンシスやイラワジエンシスでもなく、藤の仲間の植物ということで、茶外茶という認識をしておくのが正解のようです。