広州の国際茶業博覧会で、早くも2013年の生産量の推計が発表されたようです。
今年は8%増の195万トンになる見込みだそうですが、その一方で、生産量の絞り込みも低減されているようです。
2013年中国茶叶总产量较去年同期增产8%左右
中国(广州)国际茶业博览会21日至25日在广州中国进出口商品交易会展馆C区举行,来自海内外10多个国家和地区的700多家茶商21日齐聚羊城。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/1122/article_164033.html
中国(広州)国際茶業博覧会は21日から25日まで広州の中国輸出商品交易ホールC区で開催され、国内外合わせて十数あまりの国と地域の700軒の茶商が21日に広州に勢揃いしました。
会議に出席する専門家は、我が国の茶業の栽培状況は既に生産能力の過剰状態にあり、各地では科学的な計画栽培面積に従って、”茶の値段を下げて農家を傷つける”のを避けねばなりません、と指摘します。
広東省茶業業界協会の事務局長・張黎明などの専門家は、我が国の茶業は急速に発展すると同時に、注目すべきは我が国の茶産業は生産能力の過剰があり、生産と販売、人手の問題などが突出しており、単位面積あたりの生産性は低く、販路の疲弊などの問題が日増しに大きくなっています。この状況が、もしコントロールできないのであれば、今後は”茶の値段が下がって農家を傷つける”状況になるかもしれません、と指摘しています。
専門家は、我が国の一部の地域では適度に栽培面積のコントロールを行うこと、茶業をより良く発展させるための計画を作ること、先進的な管理技術を導入して単位面積あたりの産量を高めること、を提案しています。これと同時に、関連する政府部門は農業資材価格の監視を強めること、茶業価格指数を元に生産を指導すること、茶の売れにくさを解決できるよう流通チャネルを広げること、も提案しています。さらに、我が国の茶業マーケットの健全で秩序ある発展を守るために、悪性の値上げ工作やお茶の値段を吊り上げることや過度の包装などの悪い現象を取り締まること、を提案しています。
今年の天候は基本的に正常な状況で推移したので、我が国の茶葉の生産量は引き続き安定して伸びました。中国茶葉流通協会の推計によると、2013年我が国の茶葉生産量は195万トン前後にまで達し、昨年の同期と比較しすると8%前後の増産となる見込みです。特に我が国の西部地区では、茶業は既に現地の経済の主要な担い手となっています。例えば、貴州省の茶葉栽培面積は600万畝に達する見込みであり、全国第一位に躍り出て、初めて雲南省を超える見込みです。
今年の茶葉の品質は全体的に例年よりも良かったのですが、茶葉の価格の面では、国内及び海外の消費環境が影響し、雲南普洱茶と福鼎白茶の価格が持続的に上昇を維持した以外は、その他の茶類の大衆茶は横ばいを維持しましたが、高級な名優茶の価格は大幅に下落し、その下落幅は10~50%の間で、茶類によって下落幅にはやや差があります。
中国の茶葉の生産量は200万トン目前まで迫っているようです。
が、記事で採算指摘されているように、やはり各地の地方政府が主導で急激に生産量を増やしてきたことにより、全体として見てみると供給過剰の状態に陥っていることが分かります。
もし、これで大幅な茶葉価格の下落ということになると、今度は多くの茶農家・茶葉会社が路頭に迷いかねない状況でもあるので、どのようにして軟着陸をさせるのかが課題になりそうです。