ここ数年、公表されるようになった雲南省の99の名山の春茶原料価格指数が今年も発表されたようです。
19日、昆明で開幕した第6回昆明春茶ウィークで、昆明市茶業業界協会が雲南99山の頭春茶原料価格指数(以下”指数”とします)を発表しました。指数によると、2022年の雲南の普洱春茶の価格は全体的に安定していますが、班章、冰島などの名山の一番茶の価格は依然として上昇しています。
取材によると、今年昆明市茶業業界協会は150名のボランティアを雲南省の各茶産地に派遣し、山のお茶の取引価格指数を集めました。雨量が十分にあったことから、雲南普洱茶の産地の春茶の産量は例年の同時期と比べて大幅に増加しましたが、感染症の流行の影響を受けて価格は全体的には安定しています。
その中でも、名山の一番茶の供給は需要に追いついておらず、価格は上昇し続けています。
西双版納産区の老班章の混採は1kg7000~8500元で、挑採は1kg11000~12000元です。新班章の混採は1kg2500~3500元で、挑採は1kg4500~6000元です。曼松古樹は1kg35000~45000元で、喬木は1kg2600~2800元です。
臨滄産区の冰島老寨古樹一類は1kg56000~70000元で、二類は1kg28000~35000元、大樹は1kg7000~8000元、中小樹は1kg3500~4000元です。昔帰小樹は1kg1600~1900元で、大樹は1kg5600~6500元、古樹は1kg8000~10000元です。緑水塘の古樹混採は1kg15000~16000元で、挑採は1kg21000元です。
普洱市産区の困鹿山の中樹は1kg5000元、古樹は1kg35000~40000元です。墨江鳳凰窩の古樹は1kg26000~36000元です。
これと同時に、感染症流行などの影響を受け、名山以外の産地では春茶が売れ渋る現象が起こっており、価格は1kgあたり100元にも満たなくなっています。
これはあくまで原材料の生葉の価格ですが、誰もが知るような名山の茶葉価格は「嘘でしょ?」と思うぐらいの高値になっています。
一方で、それ以外の農園産の台地茶などは、価格が低迷しているそうで、普洱茶の二極化がハッキリと表れています。