日本人にも人気の茶芸師資格ですが、現地での人気も高まっています。
しかし、その「人気」の意味合いは随分違うようです。
生々しい茶芸師のお話は以下から。
沈阳茶艺师资格证书被曝造假
http://news.t0001.com/2012/0221/article_137911.html
現地の人にとっては、茶芸師は「高給取りへのパスポート」という位置づけのようです。
記事によると、普通の服務員なら給与は1500元~2500元。
ところが、茶芸師となると3000元~6000元にもなります。
一方で、取得費用はというと、980元~3980元ぐらい。
給料の上がり幅に比べると、非常に安い投資です。
人気になっているのも頷けます。
ちなみに、とある教室では2880元の基礎講習料に1500元をプラスすると、国家資格が得られると。実質1500元で資格を販売しているようなものですね。。。
ところが、そうして得た茶芸師の資格も、店の方では割と冷めた目で見ているようです。
茶芸師の資格を持っている人よりも、何にも持っていない人の方が勉強熱心で給与が高い、というケースもあるようです。
資格にあぐらをかくばかりでは、ダメということですね。
協会の幹部の方も形式だけの茶芸師というものに警鐘を鳴らしています。
茶文化というのは、そんなに簡単に学べるものではなく、学んでいきつづける姿勢が重要であると。
日本人で取得する場合は、このような資格であることをしっかり認識した上で、取り組むべきでしょうね。
カルチャースクールの認定証感覚ではどうしようもありません。