台風14号・ムーランティに続き、台風17号・メーギーの直撃を受けている福建省の茶産地ですが、やはり秋茶の発売に影響が出る模様です。
受台风影响较大 闽秋茶上市时间推迟
受台风影响,福建一些秋茶产区出现减产或新茶推迟上市的问题。比如今年铁观音秋茶要等到国庆长假后才能开卖,一些茶叶店现在无新茶可卖。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201609/00005456.html
台風の影響を受け、福建の一部の秋茶の産地では減産や新茶の発売遅れなどの問題が起きています。たとえば、今年の鉄観音の秋茶は国慶節長期休暇後にようやく発売される見込みで、いくつかの茶葉店では現在売れる新茶がありません。
安渓県農業と茶果局の発表した秋茶生産販売分析レポートによると、今年の安渓県の秋茶の産量は昨年の同時期とほぼ同じ程度で、品質は引き続き上昇する見込みです。この前の台風”ムーランティ”の影響を受け、安渓全県では81430畝の茶園が被災し、約3000トンの減産となりました。そして、台風”メーギー”の影響で、秋茶の茶摘みの前期(9月28日~29日)は大雨が降る見込みで、今年の秋茶の生産に影響を与えます。
「台風の影響はとても大きく、新茶の発売は長期休暇の後まで待たねばなりません」と五里亭茶葉市場のある安渓鉄観音茶の卸売商は言います。現在、店ではまだ新茶の発売が始まっていません。
鉄観音を除くと、現在、福州の秋茶市場での選択肢はどんどん増えてきていて、ジャスミン茶、白茶、岩茶などの市場に占める割合はどんどん大きくなっています。茶商の林さんによれば、ここ数年、福州の秋茶市場の構造はまさに変わっているところで、お茶の市場の売れ筋はどんどん変わっていて、現在は武夷岩茶、福鼎白茶などが追い風を受けています。彼によれば、「市場の競争は熾烈で、秋茶市場はここ2年近くは手頃な庶民的なお茶が主力で、人件費などのコストは年々上昇していても、販売業者は簡単に値上げをしようとはしません」と話しています。
やはり鉄観音の早場の茶摘みは雨の影響が出てしまい、遅れることになりそうです。
この後には、”チャバ”なる名前の台風18号が発生しているので、これが茶産地を襲わないことを祈るばかりです。