ついに1斤3万元なんていうお茶が出てくるようになってしまいました。
3万元一斤喝的是身份和权力?
http://news.t0001.com/2011/0324/article_121748.html
このお茶は、ご存じ、明前の西湖龍井茶。
昨年は1斤1万元だったものが、ここ1,2日で急激に値段が上がったのだとか。しかも、来年は4万元で売り出すと言っています。
ここまで来ると、価格の妥当性というのは何なのか?という話になるわけですが、このお茶は、一般人が飲むようなものではなく、贈答品として使われるもの。
つまり、「1斤3万元もするお茶を飲める」ということで、その人の”身分”と”権力”を示すための「特殊な身分証」だと言っています。
近年のお茶の高騰の背景には、このような事実がかなりあるのだと思います。
お茶そのものの飲用価値というよりも、「稀少さ」や「物語」のようなものに対して、お金が払われているということでしょう。
”明前”や”西湖龍井”というものが、記号のように消費されていくというのは、何だかやりきれない感もあります。
ちなみに、この記事の最後では、「値段が高くなればなるほど、お茶の味は薄くなる」と締めくくっています。
強烈な皮肉ですなぁ。。。