中国茶ファンのためのデータベース&ニュース

  1. 原産地保護・ブランド
  2. 217 view

国慶節連休に合わせ、鳳凰単叢茶ラッピング列車が走行

国慶節休暇シーズンに合わせて、鳳凰単叢が高速鉄道のラッピング列車を走らせているそうです。

 

鳳凰単叢、香韵無双

鳳凰単叢茶は烏龍茶のグループに属し、「単株で摘み取り、単株で製茶し、単株で販売する」という生産経営モデルにちなんで名付けられ、茶湯には独特の”天然の花香、特殊な叢韵”を有していて、”茶中香水”と讃えられています。

その主産地は鳳凰山脈で潮州市の北部の山地にあり、鳳凰山脈では峰峰が連なり、多くの峡谷があり、薄く雲がたなびいています。亜熱帯モンスーン気候帯は一年中温和で湿潤な気候をもたらし、高山で雨が多く、温度も適度で、加えて鳳凰山の花崗岩のミネラルの含量が多く、微量元素と化合物も非常に豊富で、これらのことによって有名な鳳凰単叢茶が作られるのです。

鳳凰単叢茶の品質には独特の”山韵”があり、”形が美しく、色が翠で、香が馥郁として、味が甘い”という4つの素晴らしい点で世間に名前が通っており、鳳凰単叢茶は国内外のさまざまな茶葉のコンテストで、おびただしい数の栄誉を得ていて、国内外に知られています。2010年、鳳凰単叢茶は国家地理標志産品として認証されました。2014年鳳凰単叢茶文化システムは”中国重要農業文化遺産”に選ばれました。2019年潮州単叢茶特色農産品優勢区は中国特色農産品優勢区に認定されました。2020年鳳凰単叢(欉)茶は第1回中欧地理標志協定保護リストに選ばれました・・・

 

高速鉄道に後押しされ、ブランドの発信力を高める

ハイエンドな顧客層の獲得のために、高速鉄道は今ではブランドコミュニケーションの新しい発信地となっています。高速鉄道のシーンでは、時間、空間と様々なメディアを融合し、ブランドと消費者に良好なコミュニケーションの雰囲気を作り出しています。鳳凰単叢茶はハイエンドを狙ったプラットフォームとして、美暢伝媒社と提携して高速鉄道専用列車のブランドスポンサーとなり、鳳凰単叢茶のブランドを全国に、そして世界に発信することにしました。

時はまさに国慶節などの外出の盛んになるゴールデンタイムで、データによると、鉄道の国慶節ゴールデンウィークでの旅行客は延べ6850万人になる見込みです。顧客の増加は高速鉄道列車の媒体価値を大いに高め、鳳凰単叢茶ブランドがより多くの人々の目に触れるという目標を後押ししてくれることでしょう。

中国全土を走り回る高速鉄道列車は動く”黄金の名刺”へと変わり、地域の制限を飛び越えて、北京、河北、河南、湖北、湖南、広東、安徽、江蘇、浙江などの省市をカバーし、鳳凰単叢茶の産地と幅広い消費市場を連絡し、鳳凰単叢茶の市場を開拓するためのチャンネルとなり、茶産業の急速な発展を推進することでしょう。

鳳凰単叢茶は高速鉄道列車のヘッドレスト、テーブル、荷物棚のステッカー、LEDディスプレイ、ポスターなど全てのメディアを使って展開され、没入感のあるマーケティングを行っています。音響や映像と連動し、”鳳凰単叢茶”専用の展示空間を作り出し、ブランドの情報を十分に伝達できるようにしています。これにより、各地の茶の愛好家、茶商を鳳凰山に近づけさせ、近い距離感で”鳳凰単叢茶”の特殊な叢韵を感じてもらうことで、購買行動などに繋げ、クチコミと販売量の2つの効果を実現し、緑色の葉を”金の葉”に変えるのです。

鳳凰単叢茶は、高速鉄道時代の全く新しい旅路と結びつくことで、鳳凰単叢茶の”金看板”を全面的に磨き上げ、全国に対してブランドの魅力と活力を展示し、鳳凰単叢茶を多くの家庭に届け、全国に、そして世界に香りを漂わせます。

 

中国では比較的裕福な層が利用する、高速鉄道や飛行機などでのピンポイントなマーケティングが盛んです。
ブランドイメージを高めるという意味合いもあるのですが、ここまで徹底的にされると、確かに一部の人の印象には残るかもしれません。

原産地保護・ブランドの最近記事

  1. 安渓鉄観音テーマソング『人生这杯茶』リリース

  2. 銭塘龍井茶を西湖龍井茶と称して販売した業者、SNSで暴露され検挙

  3. 冰島村、古茶園の取り締まりを強化

  4. 中国の古茶樹の97%以上は雲南省に分布

  5. 2023年中国地理標志農産品・茶葉類 ブランド名声ランキング100

関連記事

PAGE TOP