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”台式烏龍茶”標準の繁体字版検討委員会が開催

中国では、国家を挙げて標準化といういわゆる規格化を行っているのですが、台湾はこのあたりの規格化に積極的ではありませんでした。
しかし、どうもそんなことは言っていられない状況になりそうです。

習近平総書記の”両岸業界標準の共通化”の重要な指示の精神を実現するために、福建省市場監督管理局、福建省茶産業標準化技術委員会は7月21日、福建農林大学が主導する”台式烏龍茶”シリーズ標準の繁体字周知徹底版の検討会が開催され、福建農林大学、海峡両岸茶業交流協会、福州税関技術センター、福建省標準化研究院、漳平市市場監督管理局、漳平市茶産業発展センター、漳平市茶葉協会および福建漳平鴻鼎農場開発有限公司、福建龍岩御山晨露農業観光レジャー旅行有限公司、福建漳平九徳茶業有限公司など、多くの台湾資本の茶葉会社の代表が参加しました。

近年、福建省は大胆に先行試験を粉って、台湾に対しての標準化作業のメリットと経験を十分に発揮し、”両岸”の専門家学者が手を携えて国家標準、省の地方標準を共同で研究し生み出しており、”共同でテーマを選び、共同で研究開発し、共同で比較して、共同で使用する”という共通機構を作ろうとしています。GB/T 39563-2020『台式烏龍茶』、GB/T 39562-2020『台式烏龍茶加工技術規範』の2つの国家標準とDB35/T 1907-2020『台式烏龍茶茶樹品種』、DB35/T 1908-2020『台式烏龍茶栽培管理技術規程』の2つの省の地方標準を福建農林大学が主導で公布・施行することに成功し、さらに漳平市で周知徹底の会の開催に成功し、茶葉会社茶農家の標準化生産のレベルを向上させています。

会の席上、各代表が繁体字周知徹底版の標準についてはっきりとした意見を述べ、今後の活動の重点と役割分担の必要事項が明確になり、台湾地区の用語表現と習慣を十分に考慮して文書を編制し、”台式烏龍茶”シリーズ標準の繁体字周知徹底版が十分なサービスと両岸経済の発展に繋がり、台湾の台湾企業や茶農家に恩恵を与え、”両岸業界標準の共通化”を促進することになるでしょう。

 

どうやら現政権は、中国と台湾の標準の共通化を考えているようです。
「台湾側が突っぱねれば問題無い」と思われるかもしれませんが、話はそんなに単純ではありません。
大陸への茶葉輸出で稼いでいる台湾企業もありますし、さらに今回の会議に参加したような台湾資本の茶葉会社に対して強烈な圧力が加わることは容易に想像できます。
台湾側にそんなものは必要無いと突っぱねるだけの規格があれば、話は別ですが、現時点で台湾側で作られている規格書は書式も不十分で網羅的でなく、中国側が作ったものと比較すると、客観的に見てかなり見劣りします。
非常に頭の痛い問題が出て来たようです。

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