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恩施玉露、ブランドの復興に向けた書籍を発刊

中国でも数少ない蒸して殺青を行う名茶である、湖北省の恩施玉露ですが、ブランド化に向けて恩施玉露についての詳細な書籍が刊行されたようです。

 

5月15日、湖北省の恩施玉露に関連する茶人たちが武昌洪山礼堂でイベントを開催し、恩施玉露のブランド復興の道を検討し、恩施玉露茶文化の交流と提携を促進しました。中国農業国際合作促進会茶産業委員会会長の呂明宜氏、湖北省政府研究室二級巡視員の孫軍氏、恩施市副市長の楊凱軍氏、恩施玉露国家級無形文化遺産伝承人で、国際硒茶大師の楊勝偉氏などがイベントに出席し、挨拶を行いました。

湖北省は茶の生産の盛んな省ですが、茶葉のブランド影響力と茶葉の総合的な効益は高くなく、それこそが湖北省の茶産業の成長上での課題でした。イベントでは、湖北省農業農村庁果茶弁普及研究員で、省の茶葉学会会長の宗慶波氏、武漢大学歴史学院党書記で武漢大学茶文化研究センター主任の劉礼堂氏、湖北省茶葉集団董事長の李雲氏、恩施市潤邦国際富硒茶業有限公司董事長の張文旗氏などが茶についての話を述べ、湖北省の茶産業の成長に関する課題と欠点についてと、湖北省が1千億元規模の茶業を打ち立て、茶業における実力省と鳴る夢を実現するための建設的な意見と提案を提出しました。

会場では、『恩施玉露復興の道』という新しい本が発表され、この本は恩施玉露の発展史、恩施玉露の技法と技術、恩施玉露の品種適性の研究と模範園の建設、恩施玉露機械化と連続化加工技術の研究、恩施玉露の品質管理システム、恩施玉露ブランドの復興の道などの重要な内容が全般的に詳述されています。

 

生産量がそれなりに多かったとしても、地域を代表するような知名度のあるブランドが無いと、やはり価格の面などでも効率が高まっていきません。
各産地はその課題を解決するために、独自性のある茶種をPRしているのですが、ほぼ唯一の蒸青型名優緑茶という恩施玉露の特徴は、確かに良い位置づけなのかもしれません。
もっともその香味を好む中国人がどのくらいいるか、ということにはなるのですが・・・

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