四川省成都市で開催されていた四川国際茶業博覧会が無事に終了したそうです。
5月2日、4日間の会期の第10回四川国際茶業博覧会は無事閉幕しました。概算では、今回の茶業博覧会の総取引額は11.3億元で、参加者はのべ12.5万人でした。
「今回の茶業博覧会は四川省の茶が勢揃いし、その陣容は強力でした」主催者の話によると、雅安市、宜賓市、楽山市、成都市、瀘州市、広元市、綿陽市、自貢市、達州市、巴中市、眉山市など11の茶の主要生産市が勢揃いし、天府龍芽、蒙頂山茶、宜賓早茶、米倉山茶、広元黄茶などを含む地域ブランドが集中展示され、カンゼ・チベット族自治州、凉山イ族自治州、南充市、徳陽市、攀枝花市、内江市などの主要生産地域でない市や州の企業も積極的に参加していました。桑茶、凉山そば茶、高原優質茶なども広く宣伝され、全体として四川省の茶葉ブランドの影響力を拡大する上で効果がありました。
同時に、成都・重慶地区の二大都市経済圏の建設を進めるために、今回の茶業博覧会では初めて重慶茶展示エリアが設けられ、重慶巴味渝珍、永川秀芽、秀山毛峰、大足松茗茶、栄昌陶器などが四川省にやって来て、参加した企業は来場者の市民の好評を得ていました。全国の名茶の地域ブランドも続々と参加していて、さらに日本、ネパール、スリランカ、ベトナム、アフガニスタン、パキスタンなどの10あまりの国と台湾地域の企業も参加していました。
注目に値するのは、今回の茶業博覧会では茶道具と文創館の規模が前回よりも5000㎡拡大され、徳化白瓷、龍泉青瓷などの伝統的な名窯の茶器が集中して展示されるだけでは無く、銅壺、銀器、竹芸、沈香などの茶生活器具も一堂にそと今した。同時に今回の茶業博覧会は茶の周辺産業からの参加も積極的に行われ、ミネラルウォーター、酒類、飲料、コーヒー、たばこ、旅行などが融合したプラットフォームとなっていて、茶業博覧会ではさらに企業サービスエリアとして、中国銀行、四川省農業信用組合などの金融機関も参加して、幅広い茶葉企業に対して金融サポートを行い、京東物流、順豊速逓、中国郵政などの物流企業も参加し、傘下企業や消費者のために配送サービスを提供していました。
今回の茶業博覧会の期間中は、茶のイベントも大変豊富で、盛大で厳かな開会式とパビリオン巡回イベント、農業産業化国家重点龍頭企業管理合格証付与企業・省級重点産業化龍頭茶葉企業に対しての補助金付与、成都茶業静生産販売商談会など、各地の政府が実施するプロモーションイベントなども盛大に開催され、”川茶行天下、茶礼耀中華”親子茶会、生活美学茶劇場など、組織や企業が開催数茶のイベントも盛り上がっていて、茶ブランドの大変良い宣伝と、優秀な茶文化の伝達を行いました。
取材によると、より多くのお茶の愛好家の春茶を購入したいという気持ちに応えるため、今回の茶業博覧会のオンライン展示会の終了は5月31日まで延期され、オンライン展示会では7つのパビリオンが24時間休まず営業し、WeChat飲みにプログラム”オンライン茶業博覧会”で継続して買うことができます。
昨年とは違い、オンラインも組み合わせつつも会場でのイベントを実施したようです。
四川省や重慶では官製ブランドの天府龍芽、巴味渝珍といった茶葉ブランドも立ち上がっているのですが、日本ではまだあまりほとんど知られていません。
こうした展示会で急に現れる名茶もあるので、チェックしておきたいところです。