福建省安渓県の黄金桂がシーズン最盛期に入っているようです。
黄金桂の原産地である安渓県虎邱鎮羅岩村を取材した記事をご紹介します。
四月の春の光はのどかで、茶の郷では新しい葉が初めての香りを芳わせます。清明節から、かねてより”透天香”の美称のある黄金桂の春茶が茶摘みシーズンに入りました。現在、黄金桂の春茶は”フレッシュさ”を逃さず発売されています。最近、黄金桂の原産地である虎邱鎮羅岩村に現地取材に行きました。
車で羅岩村に入るとすぐに、淡い茶の香りが顔をくすぐりました。多くの茶農家が忙しそうに、ある人は生葉を天日に晒し、ある人はお茶を炒め、包揉していました。今年の黄金桂の春茶の動向について話を聞くと、茶農家たちは顔に笑みを湛えていました。
<茶農家の黄武中さん>今年の黄金桂はとても良く売れています。いずれも現金取引です。以前は現金を得る前にサンプルを送る必要がありましたが、今年は要りません。現金をもらって、事前に予約されています。
<茶農家の林樹林さん>全体の動向は例年よりもずっと良くて、品質もとても良いです。今年の羅岩の茶葉とても香りが良くて、原材料が良く、多くのお客さんがここへ来てお茶を買おうにも買えないほどです。
<初期製茶工場責任者の林阿鵬さん>今年の黄金桂は雨が少なかったので、産量が減少しました。しかし品質はとても良くなっていて、私が今年販売したもので最高価格は260(元)で、最低でも90元でした。これは今日の朝までに売れてしまいました。
取材してみると、茶農家の心情とは反するように、黄金桂の買い付け業者は少し緊張していて、手ぶらで帰ることを怖れているようです。
今年はこのように、価格が高く産量が減っているので、多くの茶葉会社は例年提携している茶葉会社にお金を先払いして茶葉を予約しなければならず、現在、お金を払っていてもまだ茶葉がもらえない人もいます。
<黄金桂買い付け業者の林銀河さん>黄金桂は早芽種の色種茶に属し、安渓四大名茶の一つです。そして我が県では安渓鉄観音を除くと、もう一つの証明商標で、かねてより”天真の味を味わう前に、まず透天香を聞け”という褒め言葉があります。今年は春に雨が少なかった影響を受けて、黄金桂の春茶の産量は例年よりも減少し、370トンしか無いと見積もられています。しかし、品質は上昇しているので、黄金桂は市場でも”引っ張りだこ”になっています。
<虎邱鎮羅岩村村委員会主任の林海城さん>ここ数年の黄金桂茶王賽の開催と黄金桂製造技術研究会および黄金桂無形文化遺産伝承人による伝達によって、我々羅岩の茶農家の茶園管理、製造技術は大いに向上しています。私たちの黄金桂の品質と安全性は、市場と幅広い消費者の認知を得ていて、今年市場の価格は例年よりも30%以上上昇し、販売量は需要に供給が追いつかない状態であると言えるでしょう。
今年の黄金桂は、春の少雨の影響を受けて、品質は良いものの産量が減少傾向。
価格は30%以上、値上がりしているとのことです。
元々はテレビ取材の記事で、インタビューでは閩南語で回答する方もいました。
https://v.qq.com/x/page/c3242r93qdr.html