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永春県の佛手蜜茶が特許を取得

福建省永春県の永春佛手を使った茶製品・佛手蜜茶が国の特許を取ったそうです。

 

永春县佛手蜜茶荣获国家发明专利

“这是一种以永春佛手茶为原料制作而成的九制蜜茶,刚刚获得了国家发明专利。”近日,在永春得信茶叶研究所里,负责人陈永东指着一款蜜茶介绍。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0102/article_165439.html
「これは永春佛手茶を原料にしてつくった九制蜜茶で、ちょうど国の発明特許を取ったところです」。最近、永春得信茶葉研究所の責任者・陳永東は、1つの蜂蜜茶を指さして紹介しました。

長い間、我が県の民間では永春佛手茶と蜂蜜を一緒にして佛手蜜茶を作ってきました。味は爽やかさああって香りは甘く、佛手と蜂蜜の効能を備えており、咳を止めて肺を潤し、痰を切って息をしやすくなり、熱を冷まして暑さを和らげ、胃の働きをよくして消化を助けます。人々はこれを上等な贈り物として、国内外の親戚によく贈っていました。

伝統的な製法で作った蜜茶は粘っこくて湿り気が強く、発酵しやすく、味が変わりがちで保存は容易ではありませんでした。そのため、蜂蜜の清らかな香りと佛手茶の味わい深さを保つのは容易ではなく、大規模な生産はできませんでした。どのようにして蜜茶の保存の問題を解決し、大量生産を行うか。十数年あまりの製茶経験を持つ高級評茶師の陳永東は、ここ2年あまりを費やして、この研究を進めていました。

「保存をするためには、まず湿らせて作るお茶の作り方を解決する必要がありました」と陳永東は話します。「蜜に漬けるという技法はどうやっても乾燥させることはできないので、私はまず製造過程の中に低温脱水を行う技法を組み入れることを思いつきました。九制蜜茶は製造過程において、9回の蜜漬けが必要で、毎回低温での脱水処理が必要になる上、製造の工程が煩雑になるだけではなく、お茶を作る人への要求もとても高くなります。そのため製造工程で少しでも悪いところがあると、全てのお茶の品質に大きく影響を与えてしまうのです」
何回もの試験を繰り返した後、陳永東は乾燥式の蜜茶を作ることに成功し、この蜜漬け茶葉の過程にある低温脱水の技法が特許として認められました。

「今のところ、1斤の蜂蜜茶は1千元あまりで売ることができ、既に福州や西安などの地域に販売しました」今後、陳永東は、九制蜜茶を福建中医学院に検査のために送り、蜜茶の大量生産と市場の開拓を進める予定です。
まだ生産は始まったばかりのようですが、数年後には佛手蜜茶という商品を多く見かけるようになるかもしれませんね。

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