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零下13度に耐えられるお茶”瑞雪”

お茶は南方の植物であるため、厳しい寒さに耐えることができないので、茶の北限とされる地域が決まっています。
しかし、このたび山東省でマイナス13度にまで耐えられる茶品種が開発されたそうです。

13年攻关育出有机抗寒茶 极端耐寒温度可达-13℃

冬天寒冷的天气有时候会将茶叶冻坏,但是青岛农业大学茶叶研究所丁兆堂博士却研究出一种“抗寒茶”,这到底是怎么回事呢?

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201510/00002898.html

冬の寒い天気は、時には茶を凍らせてしまうこともあります。しかし、青島農業大学茶葉研究所の丁兆堂博士は”抗寒茶”を研究して開発しました。これは一体どういうことなのでしょうか?

「この新芽が柔らかく太くなっているのを見てください。ここ数日が摘み取りのちょうど良いタイミングです」昨日午後、青島農業大学茶葉研究所の丁兆堂博士に連れられ、即墨市龍泉鎮石門村の村西頭にある茶園に行ってみると、青島で初めての抗寒茶の新品種である”瑞雪”を見ることができました。丁兆堂博士は、この背が低く、すくすくと育っているお茶の株こそが、彼がプロジェクトチームを率いて13年にわたって選抜育成してきた、耐寒温度がマイナス13度にもなるものなのです、と言います。

 

<13年にわたって有機の抗寒茶を育てる>

たくましい枝と幹に、肉厚な葉、柔らかい緑の芽。驚いたのは、一般の嶗山茶と違って、この4,5列のお茶の株はかなり背が低く、高さはちょうど私のくるぶしぐらいまでしかありません。5平米足らずの茶株の群れを指さして、丁兆堂氏は、これが青島の冬にも適応できる耐寒茶の”瑞雪”だと言います。

「1999年9月頃から、私たちは抗寒品種の研究に着手しました」13年前、丁兆堂氏とプロジェクトチームはともに、山東省各地の茶産地を、日照から臨沂、青島、泰山などの各地で茶樹の品種を集め、何度かの冬を越して自然淘汰させ、2001年に丁兆堂氏は、2株の抗寒性の比較的強いものを得ました。そのあと、プロジェクトチームは、長く時間のかかる検証過程に入り、毎年最も寒さの厳しい数日に、丁兆堂博士はプロジェクトチームのメンバーを連れて、茶園に入り、いつも茶樹の成長状況を見守りました。「2011年12月31日、”瑞雪”はついに専門家チームの鑑定を通過しました」この数株の容易ならぬ茶株をなでながら、丁兆堂氏はやむことの無い感慨を覚えます。

<”瑞雪”はハウス無しでも冬を越せる>

「北方での茶の栽培は、毎年11月になると、一般に越冬の防護措置をとりはじめます。防護作業は翌年の3月末までずっと続きます。」と丁兆堂氏は言います。青島の茶農家は一般に、大きなハウスや小さなハウス、風よけの設置や防護林の栽培などを行い、本来は南方で成長する茶樹を無事に冬を越せるようにします。
しかし、これらに投入するコストは、1畝の茶園当たり大体、6~700元前後です。「さらに重要なことは、これらの防護措置を行っても、多くの場合において茶樹は多かれ少なかれ凍傷に遭ってしまいます」。凍害を受けた茶樹は寿命が縮まり、品質も低下し、青島の茶農家にとって様々な経済損失を及ぼします。取材によれば、青島の嶗山茶の栽培面積は約2.1万畝で、2010年の1年に限っても、厳しい寒さによって4割前後の減産になったそうです。
その点、抗寒性の強い”瑞雪”についていえば、根本的に茶農家は凍害の苦労を免れることができ、「普通の年であれば、防護をする必要も無くて、大きなハウス栽培の”瑞雪”であればよりスムーズに越冬できるでしょう」と丁兆堂氏は言います。長年の研究から見ると、優れた抗寒茶樹品種である”瑞雪”は青島で順調に越冬できそうです。

 

<初めて摘んだお茶は1斤1000元でも、供給が追いつきません>

昨日茶園に取材に行ったとき、ちょうど販売業者が丁兆堂氏に今年の春の”瑞雪”の新茶について聞いていました。正式に認定されて”瑞雪”と命名された後、市場では早くも1斤1000元の声が聞かれていました。「ここ数日で、覆いを掛けた”瑞雪”は摘み取られましたが、平地のお茶はあと半月待たねばなりません」と丁兆堂氏は言います。青島で初めての”瑞雪”は供給が追いつかず、現在彼は”瑞雪”を青島で大面積で普及できるように努めています。お茶を味わうのが好きな市民の方は来年の春には、この新しい品種の独特な風味を味わえるかもしれません。新品種”瑞雪”の優良性は、抗寒性に現れているだけではなくて、露天での厳しい寒さへのテストを通じ、抗寒茶は茶の品質の面でもかなり優れており、茶のアミノ酸の含有量が一般のお茶よりも極めて多く、このため”瑞雪”茶を飲むと、より味わいに厚みがあり、旨みを感じることができます。

 

中国では「南茶北引」というキーワードで、南のお茶を北に導入する動きが続けられてきましたが、その最前線にあるのがこの”瑞雪”のようです。
まだ生産量は少ないようですが、人気の品種に成長するかもしれませんね。

 

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