紫砂茶壺で有名な江蘇省宜興市は茶産地でもあります。
烏牛早品種の茶摘みが既に始まっているようです。
3月7日、宜興市太華鎮の山間部にある茶山では霧雨がたなびいていました。茗鼎茶業の烏牛早の茶園の中では、20名あまりの茶摘み人たちが、防護対策をしっかりして、新しい一年の豊作を願ってハッキリした声で3回”山に叫ぶ”を行った後に、背中に籠を背負い、両手で舞うように茶樹の上を行ったり来たりしながら、一枚一枚新鮮で柔らかい芽葉を摘み取っていました。
現地では、一つの特殊な設備が目を引いていました。話によると、この設備は日本から導入したもので、祖の主な機能は早春茶の生産に向いた局地的な環境を作るのに役立つそうです。
茶葉は宜興市南部の山間地域の主力となっている特色産業で、宜興市の茶園面積、茶葉産量は江蘇省の中でもいずれもトップで、全国で初めて選ばれた20の無公害茶葉生産模範県の一つで、全国で初めて選ばれた”中国名茶の郷”です。
近年、宜興市はこのメリットを活かし、”陽羨茶”と”宜興紅”の2つの地域公共ブランドを相次いで立ち上げ、国家地理標志証明商標に登録しました。茶葉は山間地域の農民の主要な増収産業であるだけでは無く、その独特のメリットが宜興の対外的な一枚の優れた名刺となっており、より多くの市場を獲得しています。
現在、太華鎮では既に何軒かの茶園が新茶の茶摘みを始めており、地元ではまた近いうちに新茶茶摘みをテーマとしたイベントを開催する予定で、太華山の麓の優良な名茶が市場を快楽市、地域ブランドとしての影響力を高めようとしています。
新茶の茶摘みの前日の夕方には、宜興市の2021年度で初開催尾なる新型職業農民育成専門クラスが開催されました。茶葉生産訓練クラスのスタートにあたっては、丁蜀鎮茶葉協会から50名あまりの茶葉会社の責任者と技術スタッフが今回の訓練に参加しました。今回の訓練によって茶産業のエコな成長を実現し、茶葉の品質の上昇などを行うことで、茶葉会社茶農家に対して有効な指導ができるようにしています。
春の気配が濃くなり、春茶が香ります。今年の春茶を味わうことを忘れないようにしてください。
日本では宜興は急須のイメージが強いのですが、江蘇省内の茶産地としてはかなり有力な茶産地でもあります。
旧名は陽羨といい、歴史的な裏付けのある産地でもあるので、今後はイメージが変わっていくかもしれません。