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福建省政和県、中国白茶城が運営開始

白茶の産地として著名な福建省南平市政和県に、中国白茶城という大きな市場ができたそうです。

 

中国白茶城が正式に運営を開始しました。

4月24日、中国白茶貿易商談会と中国白茶城運営開始式典が中国白茶の主要産地である政和県で開催されました。2000名あまりの全国各地からやって来た茶葉販売業者と国内の茶業界の専門家が会に招かれ、茶文化、茶産業、茶の科学技術の3つのテーマで、レポートや対談、貿易商談会など乃方法で、白茶の成長の道筋について語り、中国白茶産業のより高度な発展を後押ししました。

政和県は茶で名を挙げた県で、かねてより”中国白茶の郷”の美称があります。県内の茶園面積は11万畝に達し、2020年の県内の産茶量は1.63万トンで、産出額は16.22億元に達し、茶を栽培する農家が農家の総数に占める割合は75%以上で、農民の半分以上の収入は茶葉によるもので、茶産業は地元の農民が貧困を脱して豊かになり、ゆとりある生活を手に入れるための支柱となる産業になっています。

イベント当日、中国白茶研究開発センターと国家茶葉品質検査試験センター福建ブランチの看板掲示式も行われました。これは中国供銷農産品批発市場ホールディングス有限公司、中華全国供銷合作総社杭州茶葉研究院、政和県政府の三者が共同で出資したもので、中国白茶研究開発センターは科学研究、品質検査、成果のインキュベーション、科学普及教育などを一体化した総合的な科学技術サービス機関で、国家茶葉品質監督検査試験センター福建ブランチは白茶の保存環境の研究、年代を経たお茶の成分研究と鑑別、茶葉品質鑑定と検査技術の県級開発、茶葉安全指標の検測技術などの面での科学研究活動を行い、茶葉の品質、安全と販売における信用問題を解決するものです。

初となる茶葉倉庫を担保とする契約式も会場で開催され、正式に茶葉のサプライチェーンに対応した金融サービスを打ち出し、茶葉会社は白茶を抵当物として、白茶城の金融倉庫に預けることで、銀行は安全検査と価値評価の結果を受けて貸し付けを行うことができるようになります。サプライチェーン金融モデルを通じて、茶葉会社の資金の素早い回収と取引の問題を解決します。

中国白茶城は中国農批が政和県人民政府と共同で出資し設立したもので、中国農批ホールディングスが建設と運営を請け負う国家プロジェクトです。プロジェクトの中には全国白茶集散センター喪服稀、白茶の取引を中心にさまざまな品種の茶葉の取引を融合して、茶葉の展示取引、検測と認証、年代茶の貯蔵、物流サービス、情報提供、先物オークション、金融サービス、白茶価格指数の発表と茶文化旅行などの9つの機能を一体化したもので、現在、既に139社の茶葉会社と店舗が入居しています。

 

白茶の産地としては福鼎の方が急成長している感がありますが、こうした施設を作って、白茶の産地としての競争力を高めようとしているようです。
金融サービスの提供を織り込んできているのは、最近の流行だと思います。

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