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広東でオーダー茶器が流行

広東省広州でどんな茶道具が流行しているかのレポート記事がありましたので、ご紹介します。

细说广东茶具流行“新潮”

好茶和好壶,犹如红花绿叶般相映生辉,缺一不可。茶叶的走俏,直接带动了茶具销售。笔者在广东省广州市番禺区各大茶叶批发市场发现,不少茶商在销售茶叶的同时,纷纷做起了茶具买卖,而茶具销售额甚至不亚于茶叶。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201609/00005345.html

よいお茶とよい茶壺は、赤い花と緑の葉が互いに引き立て合うようなもので、どちらが欠けてもいけません。茶葉が売れると、茶具の販売を促します。広東省広州市番禺区の大きな茶葉卸売場を取材したところ、多くの茶商は茶葉の販売と同時に、続々と茶道具の売買をはじめており、茶道具の販売額は茶葉の販売に劣らないほどになっている店も出てきています。

<紫砂茶壺が市場で人気>

番禺区の茶葉卸売市場での取材では、茶葉が良く売れているのと同時に、茶道具もどんどん新しいものが出てきていて、細分化し、斬新で、多元的などの特徴が出ていて、伝統的な紫砂茶壺、磁器の蓋碗やガラスの茶杯など以外にも、玉で作った茶壺なども市民の多くの選択肢となっています。

種類が多い茶道具の中でも、紫砂茶壺は茶の世界の中では不可欠な茶道具で、市場でも人気を集めていて、法外な値段になるものもあります。取材によれば、市民が紫砂茶壺を好む原因の多くは、まずは紫砂茶壺は茶道具の中の名器であり、実用価値と審美価値を兼ね備えているということです。古くは明や清の時代に”黜銀錫及閩豫瓷,而尚宜興陶”という言われ方をしていました。これは紫砂は通気性がよく、お茶の色、香り、味をよく保つことが出来るからです。後に歴代の名匠たちが創作を加え、紫砂壺は造形においても”見事で美しく独特の面白みがあり”、風格にも特徴があり、人々が広く愛する理由となりました。

<オーダー茶道具が売れはじめる>

ここ数年、茶の愛好家の間ではこのような現象が起きています。多くの茶の愛好家は茶葉への要求が高くなるだけでは無く、茶道具についてもこだわりを持つようになりました。彼らは茶道具により良いお茶を淹れることを望むだけではなく、茶道具の独自性も追求するようになりました。個性的な茶道具を探すことは一部の茶の愛好家の楽しみとなっていて、このような背景の下、個人の窯で個性的な茶道具をオーダーすることが茶道具の市場での新たな寵児となっていて、ニューウェーブの茶の愛好家と収蔵家が特に好んでいて、多くの人々が個人の窯に対して個性的な茶道具をオーダーすることを栄えとしています。

取材によると、番禺区のある茶道具生産メーカーは広西チワン族自治区に個人の窯を設け、専門的に個性的な茶道具を製造しています。会社の製品は造形が細かくて美しく、広州市場でよく売れているだけではなくて、北京、天津、深圳などの国内の多くの都市で販売は好調で、販売額もずっと伸びています。

淘宝モールの中でも、個性的な茶道具は大変よく売れています。ある企業はネット上で高級な個人の窯の磁器をオンラインでオーダーできるサービスをはじめていて、オンラインで20セット限定の作家が自ら作った茶道具を販売したところ、掲載からわずか3時間で売り切れてしまいました。


<骨董市場で茶道具を発掘する>

多くの人が個人窯のオーダー茶道具を探しているとき、一部の人たちは骨董取引市場に目を向けていて、自分好みの独特な茶道具をその中から探しています。番禺区の茶壺の熱心な愛好家である周銘沢さんは、多くの茶壺を骨董取引市場から見つけてきたと言います。あるときは、広州の某骨董市場で偶然、清朝の紫砂壺を見つけ、それを購入して自分の専用の茶道具としていて、気に入って手放せないといいます。もちろん、オーダーの全く新しい茶道具であろうが、骨董市場で発掘してきた古い茶道具であっても、どちらも個性的な茶道具の勃興を示すものであって、茶の愛好家たちが個性や、ファッショナブルなものを追うという一面を表わしていて、茶道具の市場に新しい血液を注入するものです。

 

お茶にこだわるようになって来ると、既製の大量生産品では飽き足らなくなり、作家の一点ものや骨董品などに手を出していくというのは、どこの世界でも変わらないことのようです。もっとも、これが行き過ぎると”お茶はお金がかかる”という印象が強くなり、初心者にとっては敷居が高く、どんどん閉鎖的になっていってしまうので、何事もバランスだと思います。

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