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『貴州省茶産業発展条例』の7つのポイント

急成長中の新興茶産地である貴州省で、『貴州省茶産業発展条例』が可決され、来年から施行されることになったようです。
この条例のポイントを解説した記事がありましたので、紹介します。

 

12月4日、『貴州省茶産業発展条例』が貴州省第13回人民代表大会常務委員会の第22回会議を通過し、2021年2月1日から施行される予定です。

『貴州省茶産業発展条例』は貴州省で初めての茶産業の発展を促進するための地方による法律です。条例では政府と関連部門の職責を明確にし、茶産地の茶産業の発展が国民経済と社会発展計画や年度計画にどのように寄与するかを述べています。さらに茶産業の発展による経費と同程度の財政予算も組み入れています。茶樹の栽培、茶葉加工、ブランド建設、サポートとサービスなどの規範についても明確化し、貴州省の行政区域内で茶産業に従事する活動について全て適用されます。その趣旨は我が省の茶産業の持続的で健全な発展を保障し、茶産業の高品質化と効益の増加を促進し、茶産業に強い省を建設するためです。

『貴州省茶産業発展条例』の要点整理

1.茶葉の品質安全トレーサビリティーと監督管理システムの確立
茶産地の県級以上の人民政府と関連部門は茶葉の品質安全トレーサビリティーと監督管理システムの確立に当たるべきで、500畝以上の茶樹を栽培する茶園の環境の監督測定、気象情報システムを確立すること。茶葉の品質安全の監督管理を強めること。

2.茶樹の栽培生産記録カルテの確立
茶樹栽培企業、農民専業合作経済組織などは茶樹の栽培生産記録カルテを確立し、使用した肥料、農薬などの農業投入品の名称、生産企業、入手経路、数量、使用地点、用法と使用日時を確実に記載すること。記録は2年保存すること。

3.化学除草剤の禁止を立法により支持すること
茶樹栽培の園地では、劇毒、高毒、禁止農薬の使用を禁止する。化学除草剤、植物成長調整剤など未登録の茶樹上で使用する農薬を用いることを禁止する。農薬ラベルに記載の無い使用範囲、使用方法と薬剤量、使用技術の基準と注意事項、農薬の使用安全間隔を守らない使用を禁止する。催芽剤などの未登録の茶樹上で使用する肥料の使用を禁止する。

4.茶樹の生態栽培保護区を設けること
茶樹の生態栽培に適した土壌、気候などの自然地理条件を有し、海抜600m以上で、主要な道路から500m以上離れ、連続栽培面積が500畝以上などの具体的な条件を満足させるような茶樹の栽培園地を、茶樹生態栽培保護区と認定し、産地保護を実行することが出来る。地方の特色ある茶樹品種資源がある特定の地区については、茶樹生態栽培保護区として認定することか出来る。

5.茶樹の生葉の品質安全自主検査制度を確立すること
茶樹栽培企業、茶葉加工企業、農民専業合作経済組織と家庭農場などの生産経営主体は、茶樹の生葉の品質安全自主検査制度を確立し、定期的に茶葉加工生産状況について検査と評価を行い、茶葉加工記録カルテをつけなければならない。茶樹の生葉の品種、等級、数量、工場への入庫時間、供給者の名称、住所、連絡方法などの内容を記載することが必要であり、かつその証憑を保存すること。生産する茶葉の種類、等級、数量、入庫時間、出庫時間、保存条件等を記録し、保存すること。茶葉加工記録と証憑の保存期間は茶製品の品質保証期限後の満一年以上とすること。

6.添加剤の使用禁止
茶葉の生産で精製されるもの以外、茶葉加工中に糖分、甘味剤、色素、香料などの他の物質を添加することを禁ずる。

7.無形文化遺産の伝承を保護すること
公民、法人、その他の組織が申請する茶に関連する文化遺産を奨励し、地方の特色と茶葉公共ブランドの文化品位のある茶文化作品の創作、茶文化交流の展開を奨励すること。無形文化遺産リストに茶葉の伝統製造技術とその伝承人を加えて保護の対象とし、伝承人に対しては奨励と資金援助を行うこと。

 

かなり具体的な内容まで踏み込んだ条例のようです。
これを見る限り、貴州省はとにかく清潔、衛生的で、無添加というイメージを徹底的に打ち出して行くものと思われます。

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