広西チワン族自治区の梧州市で生産されている黒茶・六堡茶が地理的表示商標になったそうです。
梧州市政府の公告文書をご紹介します。
先日、国家知識産権局が発表した登録公告によると、”梧州六堡茶”は地理的表示証明商標への登録に成功しました。これは、”梧州砂糖橘”に続き、梧州市が獲得した重量級の地理的表示証明商標で、我が市の六堡茶の保護と発展作業を新しい段階に進めるものです。
六堡茶は”紅濃陳醇”の品質特性と特殊な檳榔香があり、その優れた品質特性は茶園の環境、茶品種、栽培管理、加工技術などの環境と緊密に結びついており、不可分です。今回の”梧州六堡茶”地理的表示証明商標の保護する生産地域の範囲は梧州市の行政区域(3県1市を含む)で、現在の茶園総面積は12.17万畝で、122の茶葉合作社、74軒の茶葉生産販売企業と4万戸あまりの茶農家に恩恵を与えます。
現在、六堡茶地域公共ブランド価値は26.4億元で、全国茶葉地域公共ブランド価値ランキングで28位にあり、広西チワン族自治区では1位です。市の市場監督管理局の責任者は、今回の”梧州六堡茶”地理的表示証明商標の登録を契機として、今後の管理作業を全面的に強化し、六堡茶地域ブランドの管理監督を強化し、六堡茶産業の健全な発展を推進するつもりであると述べています。同時に”梧州六堡茶”のブランド育成の経験をさらに亀苓膏、豆漿、河粉、蛋白腸衣、蜂蜜などの特色ある食品に広め、梧州地方の特色ブランドの影響力を拡大し、地方経済の高品質化と効益の増加を進めていきます。
既にブランド化しているお茶ではありますが、地理的表示製品としての登録がなされたことで、よりブランド力の根拠がはっきりしたようです。
地理的表示製品としての認定は、まだまだ各地で続いて行きそうです。