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上海の茶葉の7割、茶城は9割の茶葉が不合格

中国では本物のお茶を買うことは難しい、と言われます。
それが如実に表れた統計が出てきて、茶業界は大騒ぎになっています。

上海茶叶七成不合格 茶城高达九成

不少市民都会去超市、茶城、专卖店等正规地方买茶叶,然而,上海市消保委近日公布的《2014年度茶叶比较试验结果通报》不容乐观:比较试验的茶叶大多不合格,其中,茶叶城售茶叶尤为严重,不合格率高达九成。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0610/article_170865.html

多くの市民はスーパーマーケット、茶城(茶葉市場)、専門店などの正規の場所に行って、お茶を買っています。しかし、上海市消費者保護委員会が最近発表した「2014年度茶葉比較試験結果報告」によると、それでも楽観でないことが分かりました。比較試験を行った茶葉の多くが不合格で、そのうち、茶城で購入した茶葉は特に深刻で、不合格率は9割に達しました。

上海市消費者保護委員会の話によると、今回はスーパーマーケット、茶葉城、専売店、茶館およびインターネット上のオンラインストアから購入した49件のサンプルで、紅茶、緑茶、烏龍茶が含まれ、価格は1斤60元から6000元まで様々でした。
検査の結果、34件のサンプルは標準に適合しておらず、不合格率は69.4%となりました。

販売ルート別に見てみると、茶城で販売されていた11件のサンプルのうち、10件が標準に適合しておらず、不合格率は90.9%となりました。該当した茶城には、天山茶城など上海では有名な茶城も含まれています。
次がスーパーマーケットで販売されていた茶葉で、不合格率は85.7%でした。そして次が専門店で、それでも不合格率は60%ありました。不合格率が比較的低かったのは茶館で売っている茶葉で、33.3%でした。

今回不合格になった茶葉ですが、問題の多くは、虚偽の等級、産地を表示していたことと、汚染物質の超過などのものでした。
たとえば、浙江南瑞茶業有限公司が生産した”知福”ブランドの龍井茶では、表示は特級となっていましたが、検査結果は「官能審査の品質が低く、4級止まり」でした。上海市閔行区の七宝緑醇茶葉経営部が販売した龍井茶は、表示は西湖龍井になっていましたが、検査結果は「茶葉が太くて大きく、色は黄色で、火の香りが強くて、味も火の味がして、茶殻も大きく嵩張っています。これは龍井茶(西湖産区)の品質特性には該当しません」というものでした。上海龍行禅辺酒店管理有限公司が販売した正山小種の検査結果もまた「正山小種の品質特性に適合しません」でした。

 

不合格と言っても、多くの場合は、「産地が違う」「等級が表示されているものと違う」ということだったようです。
書かれている内容や言っていることは当てにならないので、消費者側としては、そのお茶の正しい相場観を持ちつつ、試飲して、気に入ったものだけしか買わない、ということぐらしいか、当面の対応策は無さそうです。

 

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