中国でも茶の新しい消費スタイルとして期待されている茶飲料ですが、ここのところ伸び悩んでいるようです。
碳酸让位矿泉水 茶饮料被边缘化
随着消费者对健康需求的提升,风光一时的碳酸饮料和茶饮料正在衰弱,与此对应的则是矿泉水销量增长迅猛。“一二线城市的消费者更偏向于喝矿泉水。”中国食品商务研究院研究员朱丹蓬表示,消费者习惯的改变,使得饮料大战的主战场从一二线城市转移至三四线城市。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0625/article_171257.html
消費者の健康へのニーズが高まるにつれて、かつて脚光を浴びた炭酸飲料と茶飲料は現在弱ってきていて、これに対応するようにミネラルウォーターの販売量が急増しています。
「一、二線の都市の消費者はミネラルウォーターを飲むことを好みます」と中国食品ビジネス研究院の朱丹蓬研究院は言います。消費者の習慣の変化は、飲料戦争の主戦場を一、二線の都市から三、四線の都市へ移っています。
(訳注:○線都市というのは都市の政治、経済活動の規模などでランキングしたもの。一般に一線都市は北京市、上海市、広州市、天津市、深圳市)
<消費者の炭酸飲料離れ>
コカコーラとペプシコーラの2つの”巨人”は依然として絶妙な感情マーケティングを行ってはいますが、炭酸飲料の劣勢を挽回することはできていません。
「私たちは今、外で食事をする際にコーラを飲むことは本当に少なく、マクドナルドのようなファストフードの店に行っても、セットメニューの炭酸飲料を他の飲み物に換えてしまいます」と消費者の劉さんは言います。自分でできるだけ子供にコーラを飲ませる機会を減らそうとしているのです。
実際、炭酸飲料はかつては飲料界の奇跡的な品目ではありましたが、現在は最も悪い時期に差しかかっています。より多くの健康に関心を持つ消費者がどんどん離れていっているのです。
炭酸飲料はずっとコカコーラとペプシコーラの天下でしたが、消費観念の変化に伴い、”2つのコーラ”は飲料市場全体でのシェアを下げ続けています。
これは中国市場でだけ直面している挑戦では無く、アメリカの本土市場においても、炭酸飲料の2つの巨頭の状況は楽観を許しません。
コカコーラが4月15日に発表した第1四半期の財務報告書によると、会社の全世界での炭酸飲料の販売量は1%下がって、これは1999年以来初めての下げでした。ある評論は、炭酸飲料の伝統的なターゲット市場であった若者が、水やエナジードリンク、コーヒーなどの飲み物に転向していると指摘しています。
飲料生産メーカーたちは、どうしても変革をして消費者をつなぎ止めなければなりません。ここ数年、”2つのコーラ”は無糖コーラ、緑茶味のスプライトを発売したり、ミニ缶の投入をするなどの策を打っていますが、消費者を炭酸飲料の陣営に引き戻すことはできていません。
消費を引き出すために、炭酸飲料の巨頭は古い方法にすがって、今年も大規模なマーケティング活動を展開しました。
オンラインモールを見ると、24本入りのミニ缶コカコーラが49元で販売されており、これは元の値段の半値にすぎません。またカルフールなどの売り場では、コーラ、ファンタとミニッツメイドの3つの飲料の梱包が、スーパーマーケットの人の目を引く位置を占めています。
業界の専門家の見立てでは、炭酸飲料の劣勢はもはや避けることができそうにありません。「今年、炭酸飲料の販売量は引き続き減少し、若い消費者も炭酸飲料から離れていくでしょう」とマーケティングの専門家の李志起氏は言います。飲料の2大巨頭は今年から炭酸飲料への比重を調整し、果汁飲料などへの比重を高めるようにしていますが、炭酸がビジネスの多くを占めている”2巨頭”にとっては依然として災難が続きます。
<ミネラルウォーターの販売が大幅増>
炭酸飲料の退勢と鮮明な対比を見せるのがミネラルウォーターの急成長です。ニールセンの資料によれば、ボトルドウォーターの市場全体の販売規模は毎年2桁の伸びを示しており、2013年のボトルドウォーター全体の市場規模は16.1%伸びており、2012年は18.8%の伸びでした。業界関係者の予測によると、今年ボトルドウォーターの市場規模の伸びは20%を超える見込みで、「高級な水の伸びは40%を超える見込みです」と朱丹蓬氏は言います。今年の初めから、一、二線の消費者が高品質な水を買う回数が増えているのです。
「今年の夏の飲料市場は全体的には横ばいですが、唯一の注目点はミネラルウォーターの市場です。特に高級な水市場の競争は激しくなっています」と李志起氏は言います。「攪乱者」である恒大冰泉はかつて無いスピードで高級水市場へ攻め入っています。朱丹蓬氏の見立てによると、高級水の販売量は将来より大きく伸びる可能性があり、「恒大冰泉の参入により高級水市場の規模が大きく変わりそうです」。
農夫山泉は千島湖から、崑崙山礦泉水は6100mの無汚染地区の水源から、恒大冰泉は、長白山の3000万年の天然の水から・・・と競争の激しいボトルドウォーターの市場では、水源地が各飲料水販売企業の宣伝の口火となり、さらには品質を決定づける鍵となるので、飲料水メーカーは優れた水源地の”囲い込み運動”を展開しています。
2014年4月、長白山地区にある靖宇県白漿泉のミネラルウォーター採掘権が5万元からオークションにかけられ、1億5677億元で落札され、ミネラルウォーター採掘権として史上最高値で落札されたものとなりました。
<茶飲料は非主流派に>
ネスレが先日実証したように、中国国内市場での茶飲料製品業務の全面停止は、ネッスルアイスティーの中国市場からの撤退を意味します。アイスティーの撤退、挫折は茶飲料市場にとってはマイナスです。つまり、よく売れる製品から徐々に非主流化していくということです。
「茶飲料は既にメジャー市場からマイナー市場に転落しました」と朱丹蓬氏は言います。茶飲料は今年も引き続き下落する見込みなのです。現在、茶飲料市場は二極分化がかなり進んでおり、統計によれば、茶飲料市場では康師傳と統一がそれぞれ、市場シェアの40%を占めています。
茶飲料の縮小は全方位的に進みます。何軒かのスーパーマーケットとコンビニエンスストアを回ってみると、かつてはよく売れていた茶飲料陣営は縮小しており、棚の上にある茶飲料の数も比例して少なくなっています。
あるコンビニエンスストアの店主・張さんによれば、昨年から茶飲料の販売量が急激に落ち込み、今年は更に売れ行きが悪くなったと言います。5月を過ぎたところでは、張さんのコンビニエンスストアの店主での茶飲料の販売量は昨年の同時期の僅か半分に過ぎず、品物の回転率も長くなっているので、張さんは茶飲料の入荷量を減らそうと考えていました。
相対的に安定しているのは機能性飲料市場と果汁飲料市場です。いずれもマイナーなニッチマーケットのものではありますが、悪くない伸びを見せています。現在のところ、乳酸菌飲料の伸びが急速で、植物蛋白飲料も「老いて食が細くなる」という栄養的な面から徐々に販売を伸ばしており、この2つの品目は大手飲料メーカーの競いどころになっています。
日本にいると、健康志向だから茶飲料も伸びるのでは?と思うのですが、中国では茶飲料の人気は今ひとつのようです。