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北京の龍井茶検査で、全てのサンプルから残留農薬が検出

上海での調査結果が茶業界に激震を与えていますが、北京でも消費者協会が市内で販売されている龍井茶の検査結果を公表し、こちらも非常にシビアな現実を突きつけているようです。

龙井茶测试样品存在农药残留问题

昨天,北京市消协公布了北京市场上销售的50种龙井茶的比较试验结果。结果显示,虽然50种龙井茶样品农药残留指标都在国家标准规定范围之内,但是所有样品均含有农药残留。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0623/article_171219.html

昨日、北京市消費者協会は、北京市場で販売されていた50種類の龍井茶の比較試験の結果を発表しました。その結果によると、50種類の龍井茶サンプルの農薬残留指標は国家標準で定められた範囲内であるものの、全てから農薬の残留が検出されました。
今年、新茶の発売が集中する時期に、消費者協会の職員が普通の消費者の立場として、北京の位置場、スーパーマーケット、茶荘、ブランドの専門店などで購入した一部の龍井茶の製品で、最高価格は1斤2800元で、最低価格は62元でした。これを中国商業連合会消費者品質安全監督検査センターにサンプルを委託し、29の指標の検査を行いました。

 

<全てのサンプルから農薬の残留が検出>

茶の農薬残留指標は茶の安全性を示す重要な指標で、農薬残留の状況を検査をすることで、茶の栽培過程での農薬の噴霧量の多さや禁止農薬を使用していないかどうかを知ることができます。
今回の試験では、DDTなど25種の農薬残留指標を検査しており、農薬残留量が国家標準の基準を超えていることはありませんでしたが、全てのサンプルから農薬の残留が検出されました。

そのうち、検出された残留農薬が5種類を超えるものが21サンプルあり、2つのサンプルでは残留した農薬の種類が10種類にも達しました。これらは新奥ショッピングセンターの天虹百貨が販売した、浙江南瑞茶葉有限公司が生産した”知福”一級龍井茶と麦徳龍スーパーの十里河店で販売されていた、杭州西塢茶葉有限公司が生産した”西塢牌”特級西湖龍井茶でした。

<3種類の”龍井”で希土類の超過>

茶の生育環境が汚染を受けると、人体への危険を及ぼすことがあります。今回の比較試験では、鉛の含有量と希土類の含有量も検査を行いました。
検査によると、サンプルの全てから鉛の基準超えは見られませんでしたが、3つのサンプルで希土類が国家基準を超過していました。これは龍井茶の検査ではあまり見られないことです。
検査結果とサンプルの突き合わせをしてみると、この3つの希土類超過が見られた龍井茶サンプルは、原料が大変粗雑で老葉を用いており、基本的に龍井茶の品質特性を備えていませんでした。
3つの希土類超過サンプルは、ウォルマート知春路店、朝陽大悦城の永旺スーパー、永発生活スーパーの群芳園店で購入した、あらかじめパッキングされた茶葉で、パッケージを開けてみないと茶葉の様子が分からない状態になっていました。

<3割近い龍井茶の産地表示が一致しませんでした>

龍井茶は西湖茶区の龍井茶が品質が最も良いとされ、価格も最も高いです。取材によると、高級な西湖龍井茶の買い取り価格は2000元以上ですが、高級な普通の龍井茶の買い取り価格は数百元程度で、その差は5倍以上にもなります。

検査によると、今回の比較試験では羊頭狗肉の状況が分かりました。西湖龍井と表示あるいは生産地が杭州西湖とした13のサンプルは、実際には龍井茶の西湖茶区の品質特性に適合せず、こうしたサンプルは26%を占めました。また、22のサンプルの実際の等級は、書かれている等級よりも低いものでした。

この13のニセ”龍井”を販売していたのは、少なからず有名な店です。老舎茶館前門総店で販売された、北京大碗茶茶葉有限公司の”老舎茶館”一級西湖龍井。燕莎友誼商城が販売した杭州市峰茶葉有限公司の特級獅峰龍井、この価格は1斤1000元でした。ウォルマート亦庄店と物美泰和園店で販売した杭州市西湖区茶葉有限公司の”憩園”西湖龍井茶。当代商城が販売した”首”牌龍井茶。馬駒橋元長厚茶荘が販売した”沈獅峰”明前龍井。超市発双楡樹店の茗茶香茶行が販売した特級西湖龍井。麦徳龍十里河店が販売した特級”西塢”龍井茶。永輝スーパー旧宮店が販売した四級”慶芳名茶”の茶葉でした。

<永旺スーパーの担当者;問題の龍井はもう販売していません>

元長厚茶荘の責任者によると、馬駒橋店はフランチャイズ加盟店で、元長厚茶荘は2008年に加盟の取り消しを行っており、これはかつての加盟店が”コントロール外”で起こしたもので、今後は法務部門と共同で、元々の加盟店を整理することに力を入れる、と表明しています。
燕莎商城は、昨日、1ヶ月甘煮前に消費者協会からこのことを知らされ、すぐに問題の龍井茶を棚から下ろすとともに、販売元に責任を問うようにしており、同時に消費者にもお詫びを行ったと話しました。
朝陽大悦城の永旺スーパーの食品部の担当者は、既にその商品は発売を行っていない、といいます。しかし、発売をしなくなった理由については、この担当者は知らないと言っています。
老舎茶館とウォルマートの担当者は、市の消費者協会の比較試験の詳細と、状況、処理結果について、知らせるようにします、と表明しています。
50種類のサンプル全てから、なにがしかの残留農薬が検出されたとのことです。
また、産地の偽装も3割近くに上っており、現地メディアすら”羊頭狗肉”と言い切ってしまうような状況にあるようです。
茶業界自身の自浄作用が期待されるところです。

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