安渓鉄観音の秋茶が、本格的に店頭に並び始めたようです。
今年の出来はどうなのでしょうか。
金秋の10月は、まさに秋茶を味わうには良い季節です。取材によると、現在、鉄観音を代表とする秋茶は既に大量に発売されています。業界関係者によると、天気が良かったため、今年の秋茶の品質は去年よりも少し良く、価格は去年と基本的にほぼ同じ水準です。
○今年の秋茶のコストパフォーマンスは非常に高い
昨日の午前、淮安市茶博園に行ってみると、多くの茶葉店が販売のピークシーズンに入っていて、お茶を選びに来た市民もかなり多くいました。林金泰茶行の主人の林海斌さんは、今年の秋茶の発売は国慶節の長期休暇の後になり、時期は基本的には去年と一緒です、と話します。
最近、茶葉の産地で集中した茶摘みが始まるにつれて、秋茶の入荷量と販売量も明らかに上昇していて、「私たちの店を例にとると、卸売りに加えて小売りがあり、1日に1000斤前後を販売します」。
林海斌さんは、秋茶の市場において、鉄観音はまさに主役級で、秋に作られた鉄観音の香りは濃郁で長く続き、煎も効き、”春水秋香”とかねてから言われており、市場で大変歓迎されています。今年の鉄観音の主要産地である安渓県の天候はよく晴れていて、茶葉の品質は昨年よりも少し良いです。しかし、感染症の流行の影響を受け、今年の鉄観音の価格はここ数年の値上がり傾向の継続とはならず、全体的には去年とほぼ同じで、荒茶の1斤あたりの価格は200元前後で、製品茶は1斤4~500元です。「今年購入した鉄観音の秋茶のコストパフォーマンスは非常に高いと言えると思います」
○秋冬にはどのようなお茶を飲むべき?
秋には紅茶を飲むのが良いのでしょうか?それとも緑茶が良いのでしょうか?林海斌さんは、全体的に言うと、秋には紅茶を飲む方がより合いますと言います。なぜなら、秋冬の時期は私たちの身体の陽気が弱くなり、エネルギーと栄養の必要性が高くなるので、紅茶は身体を温めて、病気を防ぐ作用があります。このほか、秋冬の天候は寒くなっていくので、胃腸の不具合なども起きやすくなります。紅茶に含まれる茶ポリフェノールの酸化物質は人体の消化を促し、よく飲まれる砂糖や牛乳を加えた紅茶は消炎作用や、胃の粘膜を保護する作用もあります。
しかし、林海斌さんは同時に、科学的なお茶の飲み方は季節によるものの他に、さらに個々人の身体の需要によっても決まってくるものですと言います。たとえば、秋は乾燥する季節で、人は上火しやすくなり、この時に緑茶を飲むと熱を冷まし解毒する効果があります。このほか、肝臓が良くない中高年の人は、天気が乾燥しているときには病状が重くなるので、毎日数杯の緑茶を飲むのは身体にとって、とても良いことがあるのです。
今年はコロナの影響で需要が減少気味なこともあって、価格が横ばいで推移しているようです。
その一方で天候は良かったようなので、コスパの良いシーズンになったようです。