四川省雅安市で、地元政府主導の蔵茶博物館の建設工事が始まっているようです。
ここ数年、雅安市委員会、雅安市政府は、”雅安蔵茶”のブランド価値をさらに高めるために、雅安・中国蔵茶城の建設を計画し、建設によって茶馬古道上の蔵茶文化、西康文化などの要素を融合させた産業と都市を一体化し、文化と経済を融合させた新しい街づくりを行います。
中国・蔵茶博物館は雅安・中国蔵茶城の建設を推進する上で、重要なプロジェクトの一つです。
プロジェクトの建設用地の面積は約6242㎢で、総建築面積は7717.98㎢です。
施設には、博物の展示、研学標準化センター、茶藝体験、多目的ホール、オフィススペース、バックヤード、地下室のほか、屋外の道路や緑化舗装、駐車場、総合配管など関連する付属施設も建設します。
プロジェクトの総投資額は約7898万元、建設期間は16ヶ月で、2020年4月には既に現地での施工が始まり、2021年7月には竣工する予定です。
これまでに、プロジェクトは土木工事を行い、杭打ち工事と基礎の土壌の埋め戻しが完了し、現在、基礎工事を施工しているところです。9月30日には上棟式を行う予定です。
これまで雅安には各茶業者の作る博物館と蒙頂山の世界茶文化博物館、市営の総合的な博物館はあったのですが、本格的な蔵茶茶専門の博物館を核に茶業者を集結させる施設になるようです。