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収穫に備える滇紅の村

雲南紅茶(滇紅)を生産している村でも、農作業が再開され、来るべき春茶の収穫に備えているようです。

 

啓蟄の時期に、雲南省臨滄市の鳳慶県鳳山鎮にある”滇紅第一村”である安石村を訪ねました。病気の流行の影響を受け、村には人がほとんど歩いておらず、静まりかえっていました。しかし茶園ではむしろ熱気がある様子で、茶農家たちは春茶の豊作を願いながら、土を耕し、施肥を行っていました。

ちょうど茶樹に肥料を与えていた村民の張文惠さんは、「病気の流行期間には、私たちは親戚にも会えず、外出も出来ず、人が集まることも出来ませんでした。今では病気の流行が管理されるようになり、天気も温かくなってきたので、春茶もまもなく発芽しそうです。わたしたちは、急いで茶園に農家の肥料を与えているところなんです」と話します。

春も今の時期になると、春茶の茶摘みの準備でカギを握る時期になります。7.4万畝の茶園を有する鳳山鎮では、茶葉産業は鎮内の5万軒あまりの茶農家の生計を支える支柱産業であり、病気の流行を抑える状況でありながらも、鎮では茶農家に対して春茶の生産準備となる、鍬入れや追肥などの準備作業を行うことを奨励しており、もう一方では、茶葉会社の復旧・再稼働を奨励し、産地の消毒、機械の検査修繕、資金準備などの作業やさまざまな作業を着実に推進することを奨励しています。村民の楊春和さんは、「立春前後には、各家庭では村と穏隆公司による茶園管理の充実に応えるべく、病気の流行に直面しながらも、私たちは、自分の身を守るだけでは無く、より良い発展と収入の拡大を図り、国家に負担を掛けないようにしていくのです」と話しました。

安石村の穏隆茶廠は、2月10日既に全面的に復旧・生産再開をしています。ここ数日、茶廠の責任者である李銀虎さんは、ことのほか忙しく、毎日、作業員と共に茶葉加工機械の洗浄、設置や試運転を行うことの他に、茶農家を組織して、茶園管理を行い、春茶の発売に向けた準備を行っています。李銀虎さんは、「工場の常勤の職員は10名ほどで、全て地元の人たちです。私たちはWeChatのグループで工場の復旧を伝え、皆が集まってきました。春茶はまだ茶摘みをする前ですが、私たちは機械設備の検査修繕と工場の改修など、前段階の準備を積極的に行っています」と話しています。

生産と同時に、安石穏隆公司は病気の流行予防も大事な任務と考えており、毎日、従業員には100%の体温計測を行い、全員にマスクの着用、手洗いの症例を行うことで、予防をしっかりとし、雲南省の病気防衛のためのQRコードシステムを使うなどして、さまざまな予防措置を施し、会社の安全な復旧を目指しています。会社では、病気の流行は茶葉の販売に影響を与えている状況ですが、農家に対しての企業の信頼などからも、春茶の購入については影響を受けることなく、茶葉を購入したらすぐに農家に入金をしますし、会社もまた地元の人々に就業機会を提供することで、病気の流行予防と収入の拡大に寄与していきたいと表明しています。

「茶の芽が春の訪れを告げます」、病気の流行は多くの人々の復旧再稼働の動きを妨げることは出来ず、茶農家の増収の勢いを妨げることも出来ず、さらには滇紅第一村である安石村の春の訪れを妨げることも出来ません。病気の流行予防と生産を両立させるために、鳳山鎮では春茶生産準備期間の病気の流行予防指導チームを立ち上げ、春茶の生産前の期間におけるさまざまな作業と病気の予防作業を担当して、指導させることにしています。これによって、茶園の灌漑面積は1000畝、生態管理措置は7万畝あまりに、春茶の茶摘みや加工準備は80軒あまりの企業と加工場に指導を行うほか、”滇紅第一村”の茶業連盟とそれぞれの茶葉協会に対して積極的に関与して、各村の茶葉の収穫と加工準備を企業と加工場に施しています。オンラインとオフラインのいずれにおいても、さまざまなサービスを行って外地の茶商が春茶の購入を行えるようにするとともに、さまざまなルートで、茶農家が病気の流行予防物資や生産物資などを購入できるようにして、多くの茶農家に対して、この特殊な時期の病気の予防へのサービスを実施することで、春茶の生産を確実に行えるようにしています。

 

中国政府の主要政策の一つである「ピンポイント貧困扶助」の一環として、茶業での貧困解消が掲げられています。
実際、茶業が地域の主要産業となっている地域は山間地域など、他の産業が発展していない地域に大変多く、茶業を機能させることに行政も力を入れている印象です。

 

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