浙江省では烏牛早などの早生品種の茶摘みが省内全域でスタートしているようです。
3月6日、浙江省湖州市徳清県の阜渓街道にある民進村の双豊有機茶園では、茶農家が明前茶の”烏牛早”を茶摘みしていました。この日、双豊茶園の130畝あまりの茶葉は今年最初の春茶の茶摘みを迎えました。
取材によると、名優緑茶の主力産地である浙江省は、春茶葉2月初めに温州市、麗水市などで僅かに摘み始めてから、南から北に向かって進んでいき、現在は浙江省北部地域まで至りました。湖州市は省内の茶園面積の12%、生産量の7%を占め、茶の産出額は、数年連続で省内トップを占めています。
浙江省の早生品種の茶摘み前線は、ひとまず北部まで到達したようです。
今後は、高級品種である龍井43、龍井在来種や安吉白茶の白葉一号などの茶摘みシーズンを迎えます。
今のところは茶摘み人不足による大きな影響も無いようなので、例年通りの生産量は確保できるかもしれません。