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「世界抹茶之都」を目指す、貴州省銅仁市

中国でも付加価値の高い商材として抹茶の生産に力を入れ始めています。
これまでは浙江省などが先行していた印象なのですが、急速に茶園面積が拡大している貴州省でも抹茶の生産に本腰を入れる計画のようです。

 

先日、銅仁市は「銅仁市抹茶産業の急速な成長のための実施プラン」を正式に発表しました。このプランは市内全域の抹茶産業に高い基準と高い品質、高い効率による発展を促す上で有効であり、”梵浄山珍、健康養生”、”梵浄抹茶、香溢天下”のブランド知名度と影響力を高め、”世界抹茶之都”や”国際抹茶交易センター”を作り上げる上で、政策的な保証を提供します。

プランでは、省委員会と省政府が緊密に連携し、銅仁市に対して、”念好山字経、做好水文章、打好生態牌”の戦略を定めて、市委員会、市政府は”緑色発展先行模範区”の決定部署として、産業発展の”八要素”をきちんと把握し、”五歩工作法”をよく用いて、茶産業を重要な生態産業と経済産業にし、産業構造の改善と、茶産業のグレードアップを促し、東部とは違う西部や省内のその他の市・州の茶産業の発展を、特色化、差別化、高級化の路線に乗せ、さらに産業チェーンを伸ばし、産業の幅を広げ、総合的な効率を高め、貧困を脱する手助けをすることを決意するように指摘しています。

プランでは、銅仁市は”世界抹茶之都”を作ることを成長の目標と定め、”高い基準の茶園の建設、高品質な茶園管理、クリーン化生産加工、製品開発の多元化、複層的なブランドの構築、多くの方面での人材の育成、主体者の育成における多方面の措置、多くの形式による文化の濃度化、多くのチャネルに資金を調えること、多方位への市場の開拓、多くのモデルによる連結利益”に照らして、全産業チェーンの発展を要求していて、全市の力を挙げて、”中国高品質抹茶基地”の実現と、”国際抹茶文化センター”の影響力確保、”梵浄山珍、健康養生”、”梵浄抹茶、香溢天下”のブランド知名度と影響力を上げ、全市の茶業の効率を高め、銅仁抹茶産業をより大きく精緻なものとし、できるだけ早く、銅仁市に”世界抹茶之都”と”国際抹茶交易センター”を建設することを要求しています。2019年末には、市内全域の抹茶専用の原料基地は10万畝に達し、2022年末には、市内全域での累計での碾茶生産ラインは200本、抹茶生産ラインは10本、抹茶産量は4000トン、産出額16億元以上を実現させるとしています。

 

短期間で急成長させるという、かなり意欲的な計画を出してきているようです。
中国の場合、このような計画を出してくると、基本的には実現させる(させないとクビが飛びます)ので、おそらく実現してしまうことでしょう。

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