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”清肺茶”はスモッグに効かないと当局が呼びかけ

中国の大気汚染は現地でも大きな関心事となっています。
これに伴って、”清肺茶”なるお茶などが販売されているようですが、こうしたものには効果が無い、と当局が注意を呼びかけています。

 

“清肺茶”不能抵抗雾霾

近段时间,比较严重的雾霾天气再次引发了广泛的社会关注。许多商家大力促销各种清肺保健食品和清肺茶饮。对此,市食药监局有关人员认为,这些商品有混淆概念、夸大宣传之嫌,市民不可轻信。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0317/article_168092.html

近頃、深刻なスモッグが再び広く社会の関心を集めています。多くの商店ではさまざまな清肺保健食品や清肺茶飲料などをプロモーションしています。
これについて太原市の食品薬品監督局の担当者は、このような混沌としたイメージを誇大に宣伝した商品については、市民は簡単に信用するべきでは無いとしています。

最近、淘宝、天猫(訳注:いずれも中国の大手オンラインショッピングモール)などのオンラインショッピングモール上では、店舗がユリや黒キクラゲなどを”清肺食品”のリストに加えています。
淘宝に限って”清肺茶”と検索しても、3,400種の製品があります。その中には普通の羅漢果茶、枇杷花茶などもあり、中には”中医院処方清肺茶”などと直接的な表記をしたものもあり、価格は数元から数十元までさまざまです。
このほか、ネット上にはもっと多くの”清肺茶”の処方があり、その中には羅漢果、梅の実、ユリ、広金銭草、羅布麻などがあります。
これについて、ネット上では多くの疑問の声が上がっています。
あるネットユーザーは、これらの”肺を潤す”作用のある食品や健康食品を、”PM2.5”に対して効果のある商品であるように誇大広告をしていることに疑問を呈しています。
多くの人々が、スモッグの日にはユリ、梨、山芋、大根、クログワイなどの肺を潤すとされる食物を多く採ることにより、健康によい効果があると認識しています。しかし、これらにいわゆる”スモッグに効く”という科学的な根拠や臨床実例はそもそもありません。

太原市の食品薬品監督局の担当者は、伝統的な医学における”清肺”は、一般には呼吸器の気道にある症状を和らげるもので、それらは咳や痰が多いなどのものです。このような”清肺”の概念は、空気汚染による”清肺”とはまったく違うものです、と話しています。

 

中医というのがあまりにも根付いているために、こうした拡大解釈による詐欺的な商品が、たくさん出回っているようです。
効能を謳って販売するのであれば、しっかりとしたエビデンスを示す義務が販売側にもありますし、購入する側も安易な購入は避けたいものです。

 

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