中国では国の公式晩餐会などで提供されるお茶を「国宴茶」と呼んだりします。
先日開催されたAPECではプーアル茶が国宴茶の地位を射止めたようです。
APEC国宴喝的是云南普洱茶
昨日,记者获悉了一条足以让每个云南人自豪的消息:在刚刚结束的APEC国宴上,各国的领导人品尝了来自彩云之南的吉盛祥普洱茶。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1119/article_175664.html
昨日、雲南人にとって誇らしく思える1つのニュースを耳にしました。終了したばかりのAPECの国宴で、各国のリーダーたちが雲南省の吉盛祥プーアル茶を味わったそうです。
国宴では、各国のリーダーたちが何を食べ、何を飲んだのかは多くの庶民の好奇心の向かうところでは無いかと思います。APEC首脳の非公式会合の食事会における”四菜一汁”のメニューが次々とメディアで披露されました。上湯響螺、翡翠龍蝦、檸汁雪花牛、栗子菜心、北京ダックです。食事の後、お茶で礼を尽くす習慣のある中国人にとって、お茶が出てくるのは自然な流れです。
会議の始まる数ヶ月も前から、担当部門は全国で国宴用の茶選びを始めていました。まずは種類が確定され、その後にその種類の中から茶葉を選びました。これらは中国茶文化を代表するような数種類の茶葉を選んだ後に、具体的ないくつかのブランドに絞られました。
APEC首脳の非公式会合の全体設計を行った趙春陽氏は、全国から中国の茶葉を代表するお茶を国宴用のお茶に選ぶことは大変難しく、一人で決定できるものではなくて、毎回決めるごとに繰り返し報告が必要で、何度もの審査の後にようやく一歩進むことができたのです、と明かします。最終的に採用が決められたのは、昔からの伝統技法で作られた吉盛祥の”七子餅”プーアル茶で、アジア太平洋地区のゲストたちに、伝統と結集、周囲との調整という精神的な力を表現してみせました。
2007年に設立された雲南吉盛祥茶業有限公司にとっては、吉盛祥プーアル茶がAPEC首脳の非公式会合の国宴茶の1つに選ばれたことは、”意外”なことばかりでした。雲南吉盛祥茶業有限公司の董事長・李易霖氏は12文字で、”入選”したことについて表現しました。圧力巨大、使命光栄、感慨万千(訳注:プレッシャーはとにかく大きかったが、このような使命を受けたことは大変光栄で、感慨は本当に深いものがあります)。
「どのようにして吉盛祥プーアル茶が選ばれたのか、私たちは全く知りませんでした」と選ばれた経過について話す時、李易霖氏は未だに興奮しているようでした。「9月初めに入選の連絡を受けたのですが、最初の反応は半信半疑でした。天はどうしてこのような餅を落としてよこしたのだろう?と。このような半信半疑のまま、私は何回か北京に行き、最終的に私たちの入選が本当に確定したのです」
「国宴用のお茶は全て雲南省の易武、革登、攸楽、莽枝、蛮磚、倚邦と光芒山の古茶園から厳選されたもので、一芽一葉は全て古茶樹からのものです。その後、私たちの従業員たちは残業をして、サンプルを準備し、すぐに検査に送りました。私たちの日常の品質管理システムはとても厳格だったことも功を奏し、食品安全の検査に関しては、何の問題も出て来ませんでした」。すぐに所有する茶製品は全て”世界で最も厳格な検査工程”をパスし、密封保存して納品することができ、李易霖氏はここでようやく安心することができました。
吉盛祥プーアル茶がAPEC首脳の非公式会合の国宴用茶になったことについて、雲南省プーアル茶協会会長の張宝三氏は大変高く評価しています。彼は、吉盛祥プーアル茶は雲南プーアル茶の代表として各国の首脳たちに味わわれるに足る品質があって、これは雲南プーアル茶界にとって大変光栄なものだと考えています。彼は、雲南プーアル茶が今回の最高水準の会議で展示されたチャンスは大変大きくて、本当に輸出や世界への展開を行っていきたいとしています。
国宴用茶の選出プロセスはよく分からないのですが、今回は新興メーカーのプーアル茶が選ばれたということで、サプライズを巻き起こしているようです。