中国では茶樹は、葉をお茶にするだけでなく茶油の原料としても注目が集まっています。
そうした茶油の原料を貴州省で探していたところ、珍しいお茶の近縁種が発見されたそうです。
贵州天柱发现珍稀山茶品种“长毛红山茶”
1月7日,天柱县林业科技人员在高酿镇地佳村开展油茶编目调查时,发现一株与众不同的茶树。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2015/0110/article_176727.html
1月7日、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州天柱県の林業技術者が高釀鎮の地佳村で茶油のサンプル調査を行っていた時、他とは違う1本の茶樹を発見しました。
その日、この林業技術者はこの山茶の樹が地元で一般的に育っている他の茶樹とは違うように思え、大量の資料や写真と比較して分かったことは、これは長毛紅山茶(学名:Camelliavillosa・カメリアビロサ)であり、珍しい山茶の品種で、常緑広葉樹林や灌木林とともに育つものです。灌木或いは小喬木に属し、若い枝はつるっとしていて、古い枝は灰色になり、葉は革質、長円形で、花は紅色で、卵のような円形です。実は褐色、円球形で、多歯紅山茶と極めて近い近縁関係にあります。
地佳村の主任の龍安智氏によると、1958年、村民が地元の佟界求(山の名前)の灌木林の中で、赤い花を付ける小さな茶樹を見つけ、これを村のそばに移植しました。樹齢が増すに従って、小さな茶樹は高さ4mあまりの大茶樹となり、樹冠は年々大きくなっています。毎年11月には茶樹は花の時期に入り、翌年の3月下旬になると花はだんだん萎んでいくそうで、現地の観賞用の植物になっているそうです。
天柱県林業部門の責任者は、地元にある長毛紅山茶の数量や成長環境と分布などについて調査を行い、人工繁殖や栽培技術の研究を進めたい、と話しています。
茶樹というよりはツバキの一種という感じですが、中国の山奥にはまだまだ色々な植物がありそうです。