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淹れたてのお茶を提供するティースタンドに注目集まる

杭州の街の中に淹れたてのお茶を提供するティースタンドができ、注目を集めているようです。

杭州街头冒出新式茶饮店 原叶手泡茶现泡现喝

在杭州建国北路从事茶叶生意十多年的福建人老徐这两年一直愁眉不展,自从“三公”消费禁令出台后,礼品茶的好日子就结束了。而看着满大街越来越多的星巴克、漫咖啡、动物园,有做茶叶生意的老板们终于坐不住了。最近,杭州街头出现了一批新式茶饮店,只要在店里等上三五分钟,就能带走一瓶现场手泡茶。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1118/article_175635.html

杭州の建国北路で茶業に従事して十数年になる福建人の徐さんは、この2年ぐらい、ずっと悲しげな表情をしています。”三公”消費の禁止令が出された後、贈答用のお茶の良き日は終わってしまったのです。満大街ではスターバックス、漫珈琲、動物園(訳注:いずれも中国資本のオシャレカフェ)などがどんどん増えてきて、お茶の商売をしているオーナーの中にはじっとしていられなかった人もいます。最近、杭州の街中には新しいスタイルのティーショップが出来ていて、店で3~5分待つと、手で淹れた淹れたてのお茶をテイクアウトできるのです。

<新スタイルのティーショップはその場でお茶を淹れ、3~5分でテイクアウト>

午後の1時、銀行で働いている方が昼休みに中山北路にある福海堂にやって来て、アッサムミルクティーを1つ注文しました。”一般のミルクティー屋さんでは添加物が多くて安心できませんが、ここはその場で茶葉を使ってミルクティーを作ってくれるので、健康の面でも安心ですし、ボトルのデザインも良いので、とても気に入っています”

店員は小さな紫砂壺を使って、お茶を入れ、洗茶をして、淹れ、ボトルに入れる。これを4回繰り返して淹れ終わると、ボトルの温度は65度で、500mlの鳳凰単ソウが出来上がり、目の前のタイマーの時間は5分でした。本紙の記者の取材によると、元々この店はミルクティーを売るだけでは無く、リーフティーの手淹れのお茶も歓迎しています。店員は一般のミルクティー屋のお姉さんやお兄さんでは無く、彼らは皆専門の訓練を受けた茶藝師なのです。それぞれのお茶は茶葉研究所で専門の先生が研究開発し、お茶を入れる量、お茶とお湯の比率、抽出時間などの方法がそれぞれ異なっていて、それぞれの完璧な風味をお客様にボトルに詰めて持ち帰っていただけるようにしています。

福海堂の責任者は取材に対し、15種類のお茶に加え、メイクイ、ハイビスカスなどのトッピングがあり、30種類近くの手淹れのお茶を用意していて、平均単価は20元前後。”このほか、入れたお茶を飲んでもらう以外に、茶葉や道具なども店舗で購入することができます”。また、現在、毎日平均100杯あまりが売れており、多い時には200杯ほどになるそうです。現在はお茶だけですが、将来はお菓子を出すことも視野に入れている、と話しています。

<若年層のマーケットを中心に攻略し、リピート客を引きつけます>

ファストフードの時代に、茶葉ブランドは街中のティースタンドを展開し始めていますが、主に狙っているのは若者の市場です。彼らは20~30歳の若者の消費習慣に照準を合わせ、事前に多くの調査研究を行っています。飲み物を入れる手書きの透明なプラスチックボトルの外観はもとより、オンラインでの支払いを始めるなど、様々な心配りをしています。

杭州で、茶葉会社が街中に飲料を売る店を開くのは福海堂1社だけに止まりません。ミルクティーファンが最近、気に入っているのは、武林路に新しく開店した放牛斑(訳注:FunNew Spot)というミルクティーショップです。烏龍ミルクティーの価格は1杯13元と、一般のミルクティーショップと比べて数元高いのですが、彼女にとっては問題になりません。”なぜなら店員さんが、この店のミルクティーのお茶は茶葉から淹れたもので、コストが高いと言うことを教えてくれたからです”。放牛斑は杭州に進出したばかりで、まだ2店舗を出店しただけですが、リピーターもかなりいます。

調べてみると、これは天福名茶が杭州で開いた2軒目のミルクティーショップで、1軒目は定安路の天福名茶の隣にあります。

若い人たちはより目新しいものやより流行に合ったものを好むので、若者の市場をおさえるためにはティースタンドを開くというのは、直接的で手っ取り早い一つの方法です。”既にかなりの人が加盟の検討をしていて、私たちは来年には20店舗のオープンを計画しています”と福海堂の責任者は明かします。

茶葉ブランドは街中のティースタンドを出店することで、若者のマーケットを攻略しようとしています。

 

若者にお茶を飲ませる方法として、スターバックスのようなイメージのお店を作って、取り込もうという動きを強めているようですね。大手の天福名茶も積極的に動いているようなので、今後のトレンドとして注目しておきたいですね。

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