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白茶”月餅”が人気に

中国の中秋の時期の定番と言えば、月餅ですが、その代わりに白茶を持ってこようという動きがあるようです。

 

福鼎点头:白茶月饼已抢“鲜”上市

一样的中秋,不一样的月饼!随着人们生活水平的提高,消费者越来越来倾向于健康食品。中国传统文化中必不可少的月饼也一改往日形象,摒弃一般月饼多糖高脂的弊端,走起了健康低糖的时尚路线,由此,具有保健功能的白茶月饼日渐风行,受到消费者和商家的双重追捧,市场走俏。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0826/article_160900.html
いつもと同じ中秋に、違う月餅を!人々の生活水準が高まるにつれて、消費者はますます健康な食品を求めるようになっています。中国の伝統文化の中で無くてはならない月餅もイメージを一新。一般的な月餅にありがちだった砂糖が多く高脂質な弊害を捨てて、健康的な砂糖控えめのものが流行になっています。さらに保健機能のある白茶の月餅が徐々に人気となっており、消費者とお店の双方からの人気を受け、市場が広がり始めました。

中秋節まであと20日あまりですが、先日、点頭鎮のある茶葉会社の販売センターに行ってみたところ、各種各様の綺麗に包装された白茶月餅が、中秋節商戦のために並べられ、販売されていました。白茶月餅売場には、”七星捧月”、”団円貢餅”、”大団円”といった名前の白茶月餅が並べられ、目を楽しませています。これらのパッケージのイラストは中国の伝統文化の要素が濃厚に含まれていて、どの白茶餅も”月”の色を表していました。

販売センターの担当者は、現在老白茶餅、白牡丹茶餅と新工芸白茶餅など10種類あまりの白茶月餅を展示・販売していて、価格は180元から800元の間だとのことです。白茶月餅を買い求める足が途切れることは無く、今年の”福鼎白茶”茶餅の販売量は明らかに上がっていて、これまでのところ、白茶月餅は100件以上の大口の取引があるとのことです。
北京のある茶商は一度に2000セットあまりの白茶月餅を予約購入しました。現在来ているのは、北京、遼寧省、山東省、広東省などの茶商から数十件の予約があり、数万セット以上になるとのこと。現在、この茶葉会社では白茶月餅の販売量は昨年の同時期と比べ、200%前後の伸びとなっています。

調べてみると、かつて点頭鎮の大手の茶葉会社は茶葉の販売を本業としていましたが、現在は多くの茶葉会社が経営の多角化を図っており、茶葉、茶具、茶菓子、茶飲料の他、現在は伝統的な行事のギフト商戦にも参入しており、茶関連商品を生産発売して、消費者を獲得し、市場を拡大しています。
中秋節は親戚や友人との関係を強め、感情を伝える良い機会とされ、それゆえに1年のうちで春節に次ぐ、贈り物の時期になっています。人々が健康に関心を持つようになるにつれ、中秋節には月餅が欠かせないと言っても、月餅は甘く脂っこいものであるため、あまり開けて味わうということが無くなってきていました。健康的な月餅という概念が徐々に人々の間に浸透しているのを見て、点頭鎮の多くの茶葉会社は中秋節を絶好の商機と捉え、”親戚”のところへ月餅を持っていく際に、精緻な包装をしたギフトボックスや緊圧茶製品を打ち出し、月餅の後を継ぐような、中秋節の定番商品としたい狙いです。
中国人でも、甘くて脂っこい大きな月餅を敬遠する動きが出てきているようで、そこに白茶餅が上手くフィットするのでは?という動きのようです。
これ、意外に流行りそうですね。

 

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