昨日、中国茶商大会が開かれ、そこで今年の浙江省のお茶の出来について報告があったようです。
今年难得的好气候 浙江产出近十年来最好的茶叶
这个时节,正是绿茶上市时。 昨天下午,国内茶叶的顶级专家以及各地茶商们汇聚在产茶大县松阳,共同参加第八届中国茶商大会。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201503/00000491.html
この時期は、まさに緑茶の発売の季節です。昨日の午後、国内の茶のトップクラスの専門家と各地の茶商たちが有力茶産地の松陽県に集まり、第8回中国茶商大会に参加しました。
今年の浙江省の緑茶はどのくらい摘まれて、品質はどうで、価格は上がるのでしょうか?茶商大会の席上、浙江省農業庁栽培管理局の研究員・羅列万氏はこの問題に答えていました。
3月25日迄に、省内全域の緑茶の茶摘み量は35%を既に超えており、総生産量は7300トンあまりに達し、産出額は28.4億元で、昨年同期と比べて、それぞれ39.5%、51.9%の伸びとなりました。そして、品質もここ十年ほどの中で最も良いとのことです。
羅列万氏は、今年の2月から、省内の大部分の茶産地の気温はずっと10℃~20℃の間で推移しており、昨年のような寒の戻りに遭わなかったため、茶の成長には大変適しており、これはここ十年ほどではなかなか無かった良い季候だった、と説明します。
皆さんが最も関心のある価格の問題ですが、浙江省の春茶はここ2,3年ほどはずっと小幅な値上がりが続いていました。昨年はその前の年と比べて10%上がりましたが、今年も昨年に比べると10%上がる見込みです。しかし、今年の春茶の価格は現在のところ、昨年と同じ水準になっています。羅列万氏はこれについて肯定しており、今年の緑茶の価格は比較的安定しており、みなさんコストパフォーマンスの高いお茶を飲むことができるでしょう、といいます。
全国最大の緑茶産地の市場である、松陽浙南茶葉市場が市場内の典型的な25軒の取引価格をデータに計算した茶葉価格指数をみてみると、今年の茶の価格は安定していますが、多少の波は出るかもしれません。波の原因は主に、寒波の襲来による気温の低下で、これによって茶の品質の低下や減産を招く可能性があります。このほか、省外の緑茶が大量に流れ込んでくることも、地元の市場の緑茶価格に変動を及ぼす可能性があります。
羅列万氏は「一般に4月初めになると、緑茶の価格は安定して下がってきて、この時期であればよりお手頃なお茶が買えるでしょう」と話しています。
今年は寒波の襲来も無く、天候には大変恵まれた年になったようですね。