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福建省漳平市の天敵を利用した害虫防除

中国茶というと、「どうせ農薬をバンバン撒いているんでしょう」というイメージがあるのですが、最近はそうした農業では無く、自然の生態系を活かした茶業に転換している地域も結構あります。
漳平水仙の産地として知られる、福建省漳平市の取り組みをご紹介します。

福建漳平利用天敌防控虫害 水仙茶有了绿色生态小“保镖”

“大家投放时要小心轻放,这些纸袋里装的都是捕食螨的幼虫,还有卡片纸中央带有20颗异色瓢虫的卵,投挂时要避免用力挤压包装,那样会导致益虫死亡。”农作物病虫害专家黄加盛仔细指导茶山工人按规范投放‘捕食螨’和‘异色瓢虫’。7月21日,漳平农业局植保站陈炳森、病虫害专家黄加盛等工作人员,顶着炎热天气,深入南洋党坑、九鹏溪,双洋中村、赤水石寮和黄山等村,帮助5个水仙茶种植大户大面积投放‘捕食螨’和‘异色瓢虫’。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201607/00005049.html

「みなさん、置くときは注意して軽く置いて下さいね。この紙袋の中には捕食ダニの幼虫が入っています。それから紙のカードの中央には20粒のナミテントウの卵が付いています。置くときにはパッケージを押したり力を入れたりしないで下さい。そうすると益虫が死んでしまいます。」農作物病虫害の専門家・黄加盛氏は茶山の作業員に”捕食ダニ”と”ナミテントウ”の置き方を細かく指導していました。7月21日、漳平農業局植保所の陳炳森氏、病虫害の専門家・黄加盛氏などは、暑い天気の中、南洋党坑、九鵬渓、双洋中村、赤水石寮と黄山などの村に入り、5つの水仙茶の大規模栽培農家に対し、”捕食ダニ”と”ナミテントウ”を広い面積に設置しました。

取材によると、”ナミテントウ”は3~6日で孵化し、様々なアブラムシ、カイガラムシ、キジラミ、チョウ目の昆虫の卵と小幼虫を捕捉できます。”ナミテントウ”は移動性が強く、成虫の寿命は長くて、大きな幼虫を補食するスピードは化学農薬を使用したのと同程度であり、とてもよい天敵による防除が出来るものです。”捕食ダニ”は赤グモ、アザミウマ、キジラミなどをコントロールすることができ、漳平水仙茶、イチゴなどの病虫害を天敵によって防除する際に広く使われています。”水仙茶の郷”である南洋鎮、和平鎮の野菜園で多く使われていて、”三品一標”、”緑色農産品標志”、”無公害農産品”などの取得に対して有力な後押しをしていて、茶園には雑草や他の作物を植え、それらの生長を促しています。

漳平市南洋鎮の水仙茶専門農家の陳清木さんは、高山水仙茶園を160畝あまり持ち、彼の水仙茶の樹齢は4年前後で、茶苗を作るところから、有機肥料、人手による除草、天敵による病虫害の防除を続けていて、今年夏の茶樹の成長の勢いは十分に盛んで、「3年あまり続けて、”捕食ダニ”を入れていて、化学農薬は撒く必要が無く、茶の産量はどんどん安定してきていて、生葉の品質も良いです。茶園全体が生態の良い循環に入っています。今回設置した”捕食ダニ”40畝と”ナミテントウ”20畝は、基本的には茶園全体をカバーして、以後は毎年茶の成長の状況に応じて投入していきます。消費者が私のお茶を選ぶ理由の1つは、農薬残留が無く、緑色で健康だからです!」と陳清木さんは自信たっぷりに言います。

赤水鎮黄山村で茶農家に捕食ダニとテントウムシの設置を指導

黄加盛氏が益虫の放し方の要領を示す

水仙茶の木に掛かるナミテントウの卵を入れたもの
 

中国人、食べ物に関しては非常に敏感な民族なので、残留農薬についても国内の関心は高く、このような生態系を活かした農業を取り入れるところも出てきているようです。

 

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