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全人代で茶農家への栽培補助が提案される

中国で開かれている全国人民代表大会(全人代)において、茶農家への補助を求める提案がなされたようです。

人大代表建议加大对全国茶农的种茶补贴

“茶产业是一项富民产业。当前我国从事茶行业的人数达到8000多万,占总人口的6%,因此茶产业的发展良好与否将直接影响这一群体的就业和社会安定等问题。”全国人大代表、河南省信阳市文新茶叶有限责任公司董事长、总经理刘文新说。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201603/00003956.html

「茶産業は人民を豊かにする1つの産業です。現在、我が国には茶業に従事する人が8000万人あまりもおり、総人口の6%を占めます。このため、茶産業の発展が良好かどうかは直接これらの人々の就業と社会的な安定の問題に影響します」と全国人民代表で、河南省信陽市文新茶葉有限責任公司の董事長であり、総経理の劉文新氏は言います。

劉文新氏は、全国の茶農家に茶の栽培に関する補助を強め、茶農家が茶の機械を購入する際に適切な補助を行い、茶農家の負担を低くするとともに茶農家が機械を使うことへの積極性を高めるべきだと提案しました。農業資材に対しての総合的で直接的な補助は、緑色防御における生物性農薬や植物を原料とした農薬品についてその価格の20~50%を補助すればよいのです。茶の栽培への直接的な補助の力を入れることは、茶農家が茶を栽培するときに1畝当たり150~350元の財政補助を実際に受けていることに基づいています。農業保険における茶の分野への実施にも力を入れることで、長期的に有効な管理システムをつくり、茶農家の収入を安定させ、茶業と農村経済の発展を促進します。茶産業を現代の農業地域のテストケースとし、国家の担当部門が龍頭企業や専業組合などを通じて、新しい茶産業の経営システムの建設をサポートし、茶農家の組織化の水準を向上させて、茶業の競争力を高めれば、茶業の持続的な発展力を高めることができます。茶産業を現代農業のテストケースとすることで、点から面へ、茶業を現代農業へ転換させることを促し、茶業の現代化された成長過程をより加速させることができます。

 

政策の内容もそうですが、それ以上に大きい事実が茶業に何らかの形で関わる従事者が、8000万人あまりもいるということですね。
日本や台湾では、茶はどちらかといえばレガシーな産業で、そんなに力を入れる対象になっていない感じですが、中国では人口の6%に影響を与える産業となれば、力の入り具合は全く違います。
中国とそれ以外の国との茶業への見方が違うことは、この点からも見えてきますね。

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