3月に入り、浙江省などでも新茶の便りが聞こえてくる時期のはずですが、今年はここへ来て寒波がぶり返してきました。
浙江将出现明显倒春寒 降温达10℃将对早春茶不利
惊蛰时节,浙江大地回春,不过记者从浙江省气象台获悉,9日前后受强冷空气影响,浙江将出现明显倒春寒,对农业不利,尤其是对正在萌芽的早春茶造成损失。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/a/201603/00003965.html
啓蟄の時期になると、浙江省の大地にも春がやって来ます。しかし、浙江省気象台への取材によると、9日前後から強い寒気の影響で、浙江省ははっきりとした寒の戻りが見られる見込みで、農業にとっては好ましいことではなく、特に今、萌芽している早春茶には損失が出るかもしれません。
5日午後、西湖のほとりには観光客が沢山いて、室外の温度は25度を超えていました。柳の木もすでに細くて柔らかな新芽を出していて、龍井茶の芽もまた萌動を始めていて、まったく春の天気の様子でした。暖かい天候の影響を受け、3月2日からは浙江省の気温は明らかに上昇し、3日と4日には省内の多くの地域の最高気温は24~27度にまで上昇していました。5日~7日は浙江省では多くの地域で雲の多い天気がほとんどで、一部の地域ではまばらに小雨が降ったものの、昼の最高気温は省内の大部分で20度以上でした。
このように春が来たと思わないで下さい。浙江省気象台の最新の予報によると、9日前後には北から強い寒気が北から南へと下りてきて浙江省に影響を及ぼし、各地の気温は明らかに下がり、1日の平均気温の下げ幅は省内の大部分の地域で10度前後にもなります。
寒気と暖気による影響を受けて、8日から9日にかけて、浙江省の一部の地域では雨または大雨となり、10日の浙江省は北から南へ雨がやみ、晴れに変わる予報です。このほか、寒気の影響があるときには、浙江省の沿海部と内陸の平原に、それぞれ8~10級と5~7級の北よりの強い風が吹きます。内陸の高山と太湖、杭州湾などの川や湖での風力は8級以上になる込みです。11日と12日は朝の気温は低く、省内の多くの地域で最低気温は0~4度にまで低下し、山地ではさらに低くなるでしょう。
現在、浙江省南部の早春茶は既に茶摘みのピークに入っており、浙江省中部の早春茶もまた茶摘みを始めており、浙江省北部の南の方の茶芽も萌動をはじめています。今回の強い寒気の影響で、浙江省では明らかに春の寒い天気となるため、早春茶に損失が出る可能性があり、春茶の発売も遅れる可能性があります。農業と気象サービスの専門家は、天候の変化に注意して、春の寒さ対策をおこなって早春茶への不利な影響を予防するよう呼びかけており、特に茶摘みに適した地区では、早めに早春茶を摘み取って、損失を減らすべきですと呼びかけています。
25度を超えるような天候から、一転して、冬の寒さに戻るようです。
タイミング的にはかなり間が悪い寒波となるので、今年のお茶にはかなりの影響が出る見込みです。