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若者向けに水出し茶をPR

中国の茶業界では若者の取り込みに力を入れています。
湖北省の地元紙の記事をご紹介します。

茶商推冷泡茶吸引年轻人

(记者戴辉)眼下,江城一些茶店和茶叶品牌纷纷推出针对年轻人的营销手段,让喝茶不再是中老年群体的专利。昨日,记者在汉口茶市看到,许多茶叶包装变得清新靓丽,甚至还印上了卡通图案。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1203/article_175986.html

現在、市内の一部の茶葉店や茶葉ブランドは若者向けのマーケティングを次々と行っていて、お茶を飲むことはもはや中高年者層の専売特許では無くなって来ています。昨日、漢口茶葉市場に行ってみると、多くのお茶のパッケージは真新しいデザイン変わっており、中にはアニメ風のイラストがデザインされたものもあります。

市内の茶葉市場の競争が日に日に激化するに従い、業者は新しい成長点を探し始めています。漢口のある茶葉店に行ってみると、若者向けに微信(訳注:中国版のLINE)のイベントに参加して盛り上がりを見せています。現在の潮流はインタラクティブ方式で、多くの消費者の参加をもたらしています。

このほか、ある茶商は若年層に対して、主に水出し茶を勧めています。お湯を使わずに、ただ小さなお茶のパックをボトルの中に入れ、軽く揺すると飲めるようになり、色、香り、味ともに悪くないお茶になります。取材によると、この新技術による水出し茶は、茶の清らかで甘い味を保ち、苦くならなず、若者のスピード感のある暮らしの需要に合っているのです。

武漢百茶薈の責任者の話によると、若年層はみな活発で、生活リズムが速いという特徴があります。杭州などの街頭では、若者向けのその場でお茶を淹れて、すぐに飲めるティースタンドが出ていると言いますし、茶の栄養が採れるのであれば、多くの時間をかけたくないというのが、若者には受けているようです。ある茶葉会社は、この市場に対して、茶膏やスナックなど様々な茶製品を展開し、若年層の需要を満たしています。

しかし、先の責任者の話によると、若者の市場と言っても大変広く、茶葉会社は既にあるこの市場を深掘りしていくのと同時に、これらの人々の消費習慣をより深く研究する必要があります。製品のパッケージや味などで大胆に革新を行い、それに合った製品を売り出すのです。しかし、これは盲目的に流行を追うのではありません。

 

中国でも若者向けの市場開拓が急務になっており、どのようなものなら受け入れられるのか、試行錯誤が続いているようです。

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