四川省雅安市名山区の生葉市場で、生葉の取引が始まっているそうです。
春は暖かく花も開き、茶の香りが周囲に広がります。
気温が上昇するにつれ、名山区の春茶が続々と発売されており、2月20日、紅星鎮双河茶葉鮮葉交易市場が正式に開場し、地元及び周辺地域の茶農家と茶商たちがここに集まり、春茶の取引を行っています。
午前11時、双河茶葉鮮葉交易市場は大変な賑わいで、茶農家たちは背中に籠を背負ったり、袋に摘み取ったばかりの茶葉の鮮葉を入れて、続々と交易市場にやって来ていて、茶商たちはそれぞれの異なる茶葉の品質を比べています。叫ぶ声や価格交渉をする声が、ずっと聞こえてきます。
紅星鎮双河村の茶農家・丁顕琴さん:「今年は天気が比較的良くて、私たち茶農家も新年の初八日から茶摘みを始めたばかりで、今日は私たち2人で朝から7斤あまりを摘んで、800元ほどで売れました」
話によると、清明前の茶葉の生葉で作ったお茶の品質が最も高く、そのため最近の生葉の価格も大変良くて、芽の平均価格は1斤120元前後で、最も高いものは1斤148元だったそうです。気温の変化によって、春茶の取引のピークまではあと1週間前後かかる見込みです。
茶葉の買い付け人・岑雲さん:「私たちは今、主に9号茶の生葉を買い付けていて、大体毎日、1000斤あまりの量が必要です。去年の価格と基本的には同じで、現在のところは取引量がまだ少ないのですが、生葉が続々と発売されるにつれ、価格はおそらく上がっていくと思います」。
紅星鎮双河茶葉鮮葉交易市場は、現在、名山区で最大の鮮葉交易市場であり、毎年最も早く開く市場でもあります。春茶の取引機関は一日あたりの最大取引量は7万kgになることもあり、一日の最大取引額は500万元以上にも達することがあって、紅星鎮、車嶺鎮、馬嶺鎮、前進鎮、丹棱県などの茶農家がここにやって来て茶葉を販売し、また重慶、江蘇、浙江、河南などの他地域の茶商もやって来て、ここで生葉を購入しています。
紅星鎮双河村党委員会書記の倪元剣さん:「今日は私たちの茶葉交易市場の開場初日で、現在のところ生葉はまだ大量に販売されていません。今日の取引量は5万斤前後と見込んでいます。私たちは市場の管理者として、より良い市場の秩序と衛生環境の管理を行うことで、春茶の取引期間中の安全、安定と秩序を保っていきます」
あまり紹介されることのない、中国の生葉の取引市場の様子です。
まだ、始まったばかりのようですが、これからどんどん取引が進んでいくものと思われます。