最近、環境保護のために新たな茶園の開墾を制限している武夷山ですが、その結果、茶苗の育成業者の販売が滞っているようです。
武夷山黄村近千亩品种茶苗培育基地销售不理想
往年热闹的拔苗情景,什么时候会再出现?这个问题的答案,目前武夷山市星村镇黄村村所有育苗人都急于知道。
本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/1202/article_175968.html
例年のような熱気のある苗の収穫風景は、いつまた現れるのでしょうか?この問題の答えは、現在武夷山市星村鎮黄村村の育苗者たちがすぐに知りたいと思っていることです。
11月29日、黄村村の育苗地では、どの畦の茶苗も成長が旺盛に茂っており、一面の緑になっていて、遠いところにある稲の収穫が終わった土地と鮮明な対比を見せています。「例年のこの時期は、茶苗はほとんど抜かれてしまって数本が残るだけでした」と黄村村の党総支部書記の黄正華氏は言います。育苗地域を一回り回ってみましたが、なかなか茶苗が抜かれている場所を見つけることが出来ず、数量は1畦にもならないようです。
黄村村は武夷山における品種茶苗の育成が最も早く始まり、集中している村の1つです。茶苗の育成は農民の主要な経済の源泉となっています。ここ数年、武夷岩茶が市場に受け入れられるに従い、黄村村の村民たちは、その勢いを受けて茶苗の栽培に励みました。非公式な統計によると、現在1000畝近くの品種茶の茶苗育成園があり、品種は30を越えるとされています。
本来ならば冬に入るころは茶苗の販売が活発な時期になるのですが、今年はそれが遅れていて、まったく現れません。黄正華氏は、武夷山市が現在、継続的に行っている茶山の違法開墾取り締まり活動に関連があると分析しています。ここ数年、武夷岩茶の人気が高くなり、利益を得るために、山林を切り開いて茶を植える、違法な茶山の開墾が増えてきており、世界遺産の土地の緑豊かで水のある風景が脅威にさらされていました。武夷山市は、一連の規制を発表し、生態資源の保護と生態経済の好ましい循環を維持した成長を促進することにしています。
武夷山の違法開墾を取り締まったら、茶園の開発ペースが落ち、茶苗の出荷が滞っているとのことのようです。計画経済時代なら、このようなことは無かったのかもしれませんが、ある意味、中国の農村にも市場経済が浸透していることの証左ともいえそうです。