製茶の機械化の波は中国全土に広がっています。
しかし、それに逆行するような、大勢の弟子をとった手作りの職人の話です。
安吉老汉成白茶手工炒制技艺“活化石”
http://news.t0001.com/2012/0322/article_140149.html
91歳の陳おじいさんは、1950年、60年代から安吉白茶の手炒りを始め、以後ずっとこのやり方を貫き通しています。
その技術が評価され、2010年には安吉白茶の手炒りで国家の無形文化財に指定されるほどです。
機械化・産業化の波の中では、没落貴族のようになってしまった手炒り技術。
しかし、この陳おじいさんのところへは1432人もの方が弟子入りして、政府も驚くほどだそうです。
陳おじいさんは、技術を教えているのではなく、安吉白茶の文化を形作っていく一部分を教えているのだ、と言い、習いたい人には教えているとのこと。
しかも、お茶づくりを教えるだけではなく、安吉白茶の文化展示館や学校で、多数の文献や経験に基づいて安吉白茶の文化を教えたりしているそうです。
まさに安吉白茶の生き字引のようなおじいさんですね