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「プーアル茶を飲むとガンになる」が微博で話題に

「微博」といえば、中国版Twitterとして有名なミニブログですが、ここで物議を醸す衝撃のニュースが発表されたようです。

广州普洱茶商不惧“致癌说”
http://news.t0001.com/2012/0324/article_140323.html

事の発端は、実名認証されている微博のアカウントで、人間工学の李健軍教授が「プーアル茶を飲むことはガンになる最も早い道だ。なぜなら、発がん性物質のアスペルギルス・フラブス(黄曲霉毒素)が大量に含まれているから」と発言したこと。
これが次から次へと広まっていき(Twitterでいうところのリツイート)、大きな議論に発展したようです。

ミニブログという特性から、詳細な根拠が示されていないため、受け取る側も戸惑いがありましたが、専門家の反論が行われています。

そもそも、アスペルギルス・フラブスはカビの一種で、アフラトキシンというカビ毒を発生させます。この毒は大変有害で、なかでもアフラトキシンB1の毒性は大変に強く、日本でも0.01ppm以下とする規制値が設けられています。
この記事では、アスペルギルス・フラブスはコウジカビ菌の代謝生成物であり、とくに蒸し暑い地域の食品や飼料の中から検出されることが多いとしています。
肝細胞への強い毒性があり、1993年には世界保健機関のがん研究機構が発がん性物質の1つとして指定しています。

プーアル茶でこの毒素が発生するメカニズムとしては、プーアル茶は後発酵茶であり、特に湿倉での保管を行ったばあい、カビ菌が発生し汚染される可能性はあるとしています。
ただ、それによって含まれるものは、法律の基準値以下に収まるはずで、問題ない、という説を唱える方もいます。

また、陳宗懋先生によれば、今まで計測した中でアスペルギルス・フラブスが出たことはなく、出たとしても健康に害のない程度のものであるとしています。生茶が時間を経て熟していく間に、菌類の力を借りて発酵するけれども、その際にアスペルギルス・フラブスは関与しないと。

他、プーアル市の人の発がん率が高いわけではない、とかさまざまな反論が行われているようです。

しかしながら、劣悪な環境でカビが発生するような熟成を行った場合は、アスペルギルス・フラブスが出てしまう可能性も否定できません。
そこで記事では異臭を確認するなどして、きちんとしたお茶を飲んで、と呼びかけています。

きちんと作られ、保存されたものなら問題ないのでしょうが、あまりに安すぎるプーアル茶は考えものかもしれませんね:-?

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