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保存する価値の無いプーアル茶

プーアル茶は、寝かせておけば美味しくなる&価値が上がるということが、日本でも知られるようになってきていますが、実は寝かせて置いても全く意味の無いプーアル茶が出回り始めています。

滚筒杀青制作的普洱没有收藏价值

陆源提醒,以正春晒青毛茶为原料、以古法制作的普洱茶,才具有收藏价值。“云南传统的普洱茶加工,提倡的是纯手工制作、低温晒青的加工工艺。现在为了提高工作效率,很多普洱茶的制作采用的是滚筒杀青的办法。”

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2013/0620/article_158457.html

春の晒青毛茶を原料にした、古くからの製法で作られるプーアル茶には、保存する価値があります。「雲南の伝統的なプーアル茶の加工は、全て手作りによるもので、低温晒青の加工技術です。現在は生産効率を高めるために、多くのプーアル茶がドラム式の殺青方法を採用しているのです」。
ドラム式殺青機は、お茶の加工でよく使われる機械です。ただ、加工過程での乾燥機内の温度は130度以上に達するので、6~7分の時間で、茶葉の乾燥工程を終了させることができます。高温は茶葉の中に残っていたポリフェノールオキシダーゼ、パーオキシダーゼとカタラーゼを殺してしまい、茶葉の中にあるポリフェノール化合物を凝固させてしまい、その変化の条件を中断させ、あるいは変化の方向性を変えてしまいます。
科学者たちによるポリフェノールオキシダーゼの働き方の実験によると、最も適した温度は37度で、最高温度は60度、温度が60度を超えると酵素は速やかに失活します。
「このようにして作った茶葉は、熱が入りすぎていて、活性が無く、保存すれば保存するほど苦くなり、どこにも保存する価値はありません」。

 

晒青と烘青の違いなのですが、見た目では分からないので、よく分からないのを良いことにこういうお茶もかなり出回っているようです。
購入の際はくれぐれもお気を付け下さい。

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