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台湾茶は競争に勝てるか

台湾の茶樹品種は、かなりの量が海外に出て行っています。
当然、「競争になったときに大丈夫か?」という疑問が湧いてくるわけですが、これについて台湾の茶業改良場の場長がコメントを出したようです。

台湾茶树栽种或制茶技术都遥遥领先 不怕竞争

8月21日讯 据中评社报道,“行政院农业委员会”茶业改良场(简称茶改场)场长陈右人接受中评社访问表示,虽然“青心乌龙”、“台茶十二号”海外种植面积比台湾还多,但台湾不论茶树栽种照顾或制茶技术,遥遥领先,不怕竞争。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0821/article_173155.html

8月21日の中評社の報道によると、”行政院農業委員会”茶業改良場(略称・茶改場)の場長・陳右人氏は中評社の取材に対し、”青心烏龍”、”台茶12号(訳注:金萱)”の海外の栽培面積が台湾より多くなったとはいえ、台湾の茶樹の栽培に配慮することと製茶技術は遙かに先を行っており、競争は恐れることは無い、と話しました。

”行政院農業委員会”茶業改良場は、これまでずっと台湾の茶の研究の要衝であり、歴代の上長は台湾茶の”最高責任者”と見做されています。既に引退した茶業改良場の前場長・阮逸明氏は福建との茶葉の協力に関する一里塚を築いたと評されています。

現在の茶業改良場の場長・陳右人氏は、2011年4月に場長に就任する前は台湾大学園芸部の副教授で、かつてはキャンパスで学生に対して、どのようにお茶を味わうかを講義して、大きな歓迎を受け、ニュースとしても取り上げられました。

 

青心烏龍や金萱は、今や海外で栽培される方が多いというのに、ちょっと驚きです。
それにしても、「技術がずっと進んでいるから大丈夫」という発言は、日本の電機業界が少し前に発言していたのと同じ内容なんですよね。
はてさて、これからどうなるのでしょうか。

 

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