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太平猴魁の開園式、開催される

安徽省の名茶、太平猴魁の開園式が中心産地で行われたようです。

太平猴魁开园仪式在黄山核心产区举行

4月15日,中国十大名茶之一的太平猴魁开园仪式在核心产区黄山区新明乡猴坑村举行,标志着今年太平猴魁生产全面启动。据悉,由于今春雨水充分、阳光充足,从目前开采情况看,茶叶叶片肥硕,品质更加优于往年。

本篇文章来源于第一茶叶网 原文链接:http://news.t0001.com/2014/0416/article_169326.html

4月15日、中国十大名茶の1つである太平猴魁の開園式典が、中心産地である黄山区新明郷猴坑村で開催され、これより今年の太平猴魁の生産が全面的に動き出しました。
取材によると、今年の春は雨水が十分で、日照も足りており、現在の茶摘みの状況から見ると、茶の葉はよく肥えて大きく、品質は例年以上に良いとのことです。

猴坑村の村民の方観久さんの家には60畝あまりの太平猴魁の茶園があります。昨年の6月30日の洪水によって、彼の家の茶園は少し損害が出ました。
しかし、産量の低い茶園を改良して増産することができたので、今年彼の家のお茶の産量は横ばいか、やや増える見込みだそうです。彼の話によると、太平猴魁は品質が良く、ブランドも知られているので、彼のところでは多くのリピーターがいて、毎年お茶の予約があるそうです。今年はお茶の品質をさらに高めるため、彼の家では新設備を増やすだけでは無く、36名のお茶のスタッフを招いて、より細かな点を追究していきます。
彼によると、1斤の太平猴魁を作るのには、茶摘みから殺青、成形、乾燥までに8人のスタッフが6時間かけてようやく出来上がるので、人手を増やしたのだそうです。これによって茶の品質を高めるだけでは無く、産量を多くすることもできるそうです。
このため、毎年、太平猴魁の茶園の茶摘みが始まる時期になると、わずか28軒の家しか無い猴坑村は大変活気に溢れ、各家々が茶摘みスタッフを雇ったり、先生を呼んだりして、太平猴魁を摘み、名茶を作り上げます。

取材してみると、中国十大名茶として、太平猴魁と他の有名な緑茶を比べてみると、多くは茶摘みが早く、発売も早いという点が随分違っていて、開園はもっとも遅く、発売ももっとも遅い時期です。
茶の価格を安定させ、茶農家の収入を増やしていくために、ここ2年ほどの市場の新しい流れと変化に対応して、太平猴魁の主力企業は積極的に対策を打っており、販売網の拡大に力を入れて、市場での販路を広げ、同時に簡素な小さなパッケージを採用するなどして、太平猴魁を一般の人にも求めやすいように工夫しています。

太平猴魁は現在、省レベルの4つの著名商標、4社の主力企業があり、茶農家の1畝当たりの平均収入は5000元を超えており、安徽省内のトップにあります。
 

これで新茶戦線の役者は揃った感じでしょうか。

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